保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]by 小学館

触れて、感じて、関わって。乳児期のあそび〜月齢から見る乳児さんにおすすめのあそび集〜

水岡香
掲載日:2026/09/29
触れて、感じて、関わって。乳児期のあそび〜月齢から見る乳児さんにおすすめのあそび集〜
“赤ちゃん”と言われる時期でも、日に日に成長して姿を変えていく子どもたち。
毎日過ごす場所や出会う人のことを、どんな風に見て、どんな風に感じているのでしょう?

今回は、月齢から見える乳児期の子どもの成長に合わせて、HoiClueのあそびを紹介します。
日々一歩ずつ新しい世界に出会う子どもたちと、ぜひ楽しんでみてください。


この記事のもくじ

3ヶ月頃から楽しめそうなあそび
・触れ合って、安心できる大人と大好きを深めよう
・ごろごろと上を見ながら新しい世界とこんにちは
・手や足、全身で触れて確かめよう!

1歳ごろから楽しめそうなあそび
・摘んで、引っ張って飽きるまでやり尽くそう
・美味しい、たのしい、痛い。身近な経験が遊びに変身
・歩くこと、走ることをとことん楽しもう!

2歳ごろから楽しめるあそび
・自然の中でワクワクに出会おう!
・じっくり、ダイナミックに感触を楽しもう
・友達と繋がりながら、ゲームやごっこあそびの世界へ

3ヶ月頃から楽しめそうなあそび

じっと見てから、触って口に入れて、“はじめまして”の世界に出会っていく時期。信頼できる大人と触れ合い見守られながら、寝返りからはいはいへと体を動かしていく子どもたちが楽しめそうなあそびを紹介します。

この時期の子どもたちは、成長のぺースが一人ひとり異なるので、それぞれの姿に沿ってあそびを選んでみるのがおすすめです。

触れ合って、安心できる大人と大好きを深めよう

一本橋こちょこちょ(歌詞付き)〜乳児さんから楽しめる親しみやすいあそび〜

「いっぽんばーし、こーちょこちょ…」
トコトコ指が登ってくるところに、おもわず首をすくめたくなる、ちょっとドキドキゾクゾクするようなおもしろさ。

子どもも大人も、しぜんと顔がほころんでしまうような、触れ合い遊びです。

なりきりトンネルくぐり〜ハイハイが楽しい♪乳児さんにぴったりの運動遊び〜

みんなで車になりきって、出発進行ー!!

途中で現れるトンネルをうまくくぐり抜けられるかな?

工夫ひとつで室内遊びがおもしろくなる、乳児さんにぴったりの運動遊び。

ごろごろと上を見ながら新しい世界とこんにちは

色水カーテン〜絵の具と傘袋で楽しむ色水遊び〜

どうして、透明な色水ってこんなにも魅力的なのでしょう。
タプンタプンとした心地よい感触、日差しを通すときれいに透けるようす、さまざまな色。

水に、ちょっぴり絵の具で色をつけるところから、混ぜたり、移し換えたり、飾ったりして楽しむ、色水遊びです。

しずくのモビール〜身近な素材で梅雨を彩る飾り〜

梅雨の季節の保育室に合いそうな、ゆらゆら揺れる手作りのしずくモビール。

キラキラ光るものや透明なセロファンなど、乳児さんが思わず目で追いたくなる素材を取り入れたり、雨を見ながら子どもたちと作ったりしても楽しめそうです。
大人が作るのはもちろん、子どもたちと作って飾ることもできる製作遊びをご紹介します。

ぷくぷくフグ親子〜幅広い年齢で楽しめるワクワク製作遊び〜

ころんっとした見た目がとっても愛くるしいフグの親子。

お部屋に飾ってオブジェにしたり、ボールみたいにポンポン遊んだり…フグ釣りもできちゃう!?

作り方がシンプルな分、アレンジ次第であそびの幅がぐんっと広がるよ♪

手や足、全身で触れて確かめよう!

きらきらペットボトル〜水の動きをじっと見るのが楽しい手作りおもちゃ〜

きらきら、ゆらゆら眺めているのが楽しいペットボトルの手作りおもちゃ。
素材や容器、水の量などを調節するといろいろな動きになるのも魅力の一つです。
乳児クラスの子どもたちが、自分のペースでじっくり遊ぶ環境づくりにもおすすめの遊びをご紹介します。

ひんやり冷たい、感触遊び〜汚れを気にせず室内でも楽しみやすい遊び〜

汚れを気にせず気軽に楽しみやすいので、急な室内遊びなどにももってこいの感触遊び。

頬や頭をそーっとのせて水のまくらにしてみたり、たらいにたくさん入れて足踏みしたり、カラーセロファンなど何かを入れてみたり…
入れるもの、水の量、ビニール袋の大きさ、組み合わせによって、楽しみ方もいろいろ!

「園で子どもたちと楽しんでいる感触あそび」として、ほいくるサポーターさんから教えてもらった遊びをご紹介します。

カラフル氷、セロファン入り!〜色の混ざり合いや変化が楽しい色水・感触遊び〜

透明な水に色が広がるようすや、カラーセロファンが色水のなかにユラユラ入っていくようす。
氷が溶けながら変化したり、色が混ざり合ったりしていくようすなど…

想像したり、観察したり、発見するおもしろさが詰まった、色水遊びのような、感触遊びのような、わくわくする遊びです。

「園で子どもたちと楽しんでいる感触あそび」として、ほいくるサポーターさんから教えてもらった遊びを再現してみました!

ひんやり冷たいぷにぷにマット〜チャック付きポリ袋を使った感触あそび〜

水に触れているような、なんともいえない気持ちいい感触のマット。
素材を目で追ったり、指でつついたり、そっと手のひらを押しあててみたり…子どもたちがじっくりと夢中になって楽しめます。

暑い日の涼や、じとじとした雨の日の室内あそびにもぴったりの遊びアイデアです。

1歳ごろから楽しめそうなあそび

歩けるようになると、見える世界が大きく変わったり、指先が少し器用に動かせるようになったり、とにかく近くのものを触って、掴んで、投げて確かめたい時期。大人から見るといたずら?と思えることが日常茶飯事です。

言葉は多く出なくても“自分”という認識を持ち始めたり、簡単なイメージあそびを楽しみ始めたり。
そんな時期の子どもたちにおすすめのあそびを紹介します。

摘んで、引っ張って飽きるまでやり尽くそう

触って楽しいタグぴろぴろ〜乳児さんの“好き”が詰まった手作りおもちゃ〜

なぜだか洋服のタグ(品質表示の布)が好きな子どもたち。
皆さんの園にもいませんか?

乳児クラスの子どもたちと過ごしていたとき、毎年必ずと言っていいほど洋服のタグが好きな子どもたちに出会っていました。
タグの魅力ってなんだろう…。ツルツルの布?ほど良い大きさ?など考えながら作った、子どもたちがいろいろな素材に触って楽しめる手作りおもちゃをご紹介します。

いろいろ紐くらべ〜にぎって、ひっぱって!乳児さんから楽しめる手作りおもちゃ〜

なんだか気になる!飛び出た紐の結び目…にぎってみよう!ひっぱってみよう!

いろいろなものに興味を持ち始めて手を伸ばすようになった乳児さんが楽しめる、手作りおもちゃ。

作りやすく、子どもたちの様子に合わせたアレンジができるおもちゃです。

無限ティッシュ〜乳児期の好奇心やわくわくがギュっと詰まったあそび〜

色々なものに手が届き、触る感覚を楽しみ始めた時期の子どもたちは、物を引っ張ってみることにも夢中に…!

そんな乳児期の子どもたちの“わくわく”が詰まった、手先や腕を存分に使って楽しむことができる無限ティッシュのあそびをご紹介します。

美味しい、たのしい、痛い。身近な経験が遊びに変身

四角いフェルトであそぼう〜ハンバーガー・サンドイッチ・つなげるゲーム〜

四角く縫ったフェルトは何に見えるだろう?
ハンバーガー、サンドイッチ、他にも色々思いつきそう。

ごっこ遊びから、手先の感覚を使った遊びまで、フェルトの素材を活かして、大きい子どもたちも、小さい子どもたちも楽しめる遊びを紹介します。

身近な素材で手作りマイク〜作って、歌って、あそびが広がるアイテム〜

カプセルトイのケース、ペットボトルキャップなど廃材を使って作る手作りマイク。

たった一本、いつもの遊びに仲間入りさせるだけで、子どもの世界がぐっと広がりそうです。歌ったり、インタビューごっこをしたり、いつものごっこ遊びや表現あそび、発表会に楽しめそうな製作遊びをご紹介します。

うそっこ絆創膏(ばんそうこう)〜ごっこ遊びで楽しめる、本物みたいな手作りアイテム〜

身近な材料を使って作る、絆創膏に見立てた手作りアイテム。
マスキングテープを使って作るので、カラフルだったり柄があったりと、にぎやかな絆創膏に。
台紙も作れば、より本物みたい?

お医者さんごっこなど、遊びが広がりそうなアイテムの作り方をご紹介します。

ピピピ…と鳴りそうな手作り体温計〜お医者さんごっこアイテム〜

家、保育園、病院で子どもたちに馴染みのある体温計。
聴診器や薬のおもちゃを置いたらお医者さんごっこが盛り上がりそう!

今回は、本当にピピピ…と音の鳴りそうな、フェルトで作る体温計をご紹介します。

歩くこと、走ることをとことん楽しもう!

愛のおにごっこ〜子どもたちの甘えたい気持ちを受け止めながら楽しめる?遊び〜

保育者さんから教えてもらった、オリジナルの鬼ごっこ。

保育者と子どもとの触れ合いや関わりが楽しめそうな、遊んでいる姿を想像するとおもわずニンマリしてしまいそうな、そんな愛の溢れる遊びです。

おさんぽワンちゃん〜連れて歩き回りたくなっちゃう手作りおもちゃ〜

お散歩用のひも引くと、顔をあげてこっちを見つめる手作りワンちゃん。

子どもの姿を想像しながら作れる楽しさもひとしおの、牛乳パックで楽しむ手作りおもちゃ。

2歳ごろから楽しめるあそび

友達や大人とぶつかり、葛藤しながら、心も体も一段と成長するタイミング。
エネルギッシュな遊びや、友達と繋がりを持ちたい気持ちが強く、自分らしさを発揮する子どもたちにおすすめの遊びを紹介します。

自然の中でワクワクに出会おう!

【自然遊び】ダンゴムシのレストラン

ダンゴムシって、何が好物なのかな…?

そんな疑問から、レストランを開店してみました。

じっくり観察!砂あそび〜好奇心広がるワクワク戸外遊び〜

砂と水!それだけで広がるあそびの世界や楽しみは無限大。

水が砂で濁っていく様子や、砂の色が変わっていく様子などなど…

興味しんしんになっちゃうおもしろさがつまった、色々な感覚を使って楽しめる外あそび!

落ち葉のブレスレット〜散歩道で、拾って貼って楽しい自然遊び〜

秋の園庭や散歩先で、色とりどりの落ち葉を拾って作るオリジナルのブレスレット。
気に入った葉っぱをそのままペタッと貼れるので、無くさず大事に持ち帰ることができるのも、この遊びのうれしいところ。
子どもたちと落ち葉の形や色を発見しながら作るのも楽しそうです。

今回は、あそび探究室にてLabメンバーさんから教えてもらった遊びをご紹介します。

じっくり、ダイナミックに感触を楽しもう

寒天でカラフルゼリー屋さんごっこ〜素材/寒天〜

カラフルな寒天を使った、楽しいゼリー屋さんごっこを紹介します。
色の組み合わせを工夫して、カップゼリーを作ったり、大きなゼリーを作ってひんやり触感を楽しんだり。暑い季節におすすめのごっこ遊びです。

使う素材は…「寒天」です。

ツルツル感触遊び〜五感で楽しむカラフル春雨の遊び〜

乳児期の子どもたちも楽しめる、春雨遊び。

食紅で色をつけてカラフルにして、見ても楽しい、触っても楽しい感触遊びをご紹介します。

せっけんで泡作り〜いろんな楽しみが味わえる、夏に持ってこいの遊び〜

水遊びのような、実験のような、パティシエのような…
泡をつくる過程から泡ができた後まで、いろんな楽しみがつまった遊び。

「いいこと おもいついた!」「こうしてみたら?」と閃きが生まれたり、「みてみて!」とおもわず共有したくなっちゃう発見があったり、変化するからこそのおもしろさもたくさん。
梅雨や夏などの暑い時期にももってこい!

あそび探究室にてLabメンバーさんから教えてもらった遊びを、ご紹介します。

友達と繋がりながら、ゲームやごっこあそびの世界へ

イス取りゲーム〜ドキドキ感がおもしろいゲームあそび〜

大人の人も、昔一度は楽しんだことがあるかも?

ドキドキしちゃう、ゲームあそび。
みんなで輪になって話した活動の後や、ちょっとした空き時間、雨の日などに楽しめるあそび。

パタパタちょうちょゲーム〜扇いでふわっと舞うのが楽しい遊び〜

セロファンや緩衝材など、身近な素材で簡単に作ることができるパタパタちょうちょ。
扇ぎ方で、ちょうちょがふわっと舞ったり、ビュンと飛んだり、予想できない動きをするのがおもしろい!

どんな天気でも、いろいろな年齢の子どもたちとも楽しめそうなパタパタちょうちょのゲーム遊びをご紹介します。

おおかみさんいまなんじ?〜初めての集団あそびに。低年齢でもできるおにごっこ〜

おおかみが夜中の12時に目を覚ますと、こぶたたちは食べられてしまう?!

ごっこ遊びとおにごっこが混ざったようなルールで、子どもたちと初めてやってみるおにごっこにもぴったり。

ドキドキ感がたまらない!「おおかみさんいまなんじ?」をご紹介します。

ドリンクバーを作ってあそぼう!〜子どもたちのアイデアから生まれたごっこあそび〜

「ジュースがたくさん出てくるやつ、レストランにあるでしょ?あれを作りたいの」という子の声をきっかけに、子どもたちと一緒に試行錯誤しながら作った、ドリンクバーをご紹介します。

このドリンクバーを作ったことで、子どもたちのイメージがどんどん広がり、有名ファミリーレストランのごっこあそびになり、子どもたちは数ヶ月楽しんでいました。
子どもたちのアイデアをもりもり取り入れて、オリジナルのドリンクバーやレストランごっこを楽しむのはいかがでしょうか?

***

乳児期の子どもたちと過ごしていると、小さな体に秘められた大きな力を感じるのではないでしょうか?

大人から見てささやかな変化も、乳児期の子どもにとっては一つ一つが大きな成長の瞬間です。遊びや暮らしの営みから、子どもたちが触れて、感じて、関わって、成長の瞬間に立ち会えることが、乳児保育ならではの喜びなのかもしれません。

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2023年夏に発刊された『今、この子は何を感じている?0歳児の育ちを支える視点』(ひかりのくに株式会社)。その中にこんな一節がありました。

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「見ている」「見られている」存在としての赤ちゃん:赤ちゃん学から知る赤ちゃんの世界

赤ちゃんは、何を考えているのだろう。

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目の前で揺れる葉っぱに合わせて身体を揺らす時。

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指先で触れ、口に含み、耳を澄まし、全身の感覚を使って世界と出会っていく赤ちゃんたち。

長年赤ちゃん研究を続けてきた研究者であり、一般社団法人赤ちゃんラボ5.0代表理事の開一夫さんに、赤ちゃんがどのように世界を感じ、理解しているのかを伺いました。