保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

あのひとのことば〜保育って、保育者の役割って、なんだろう…?〜

雨宮みなみ
掲載日:2023/04/17
あのひとのことば〜保育って、保育者の役割って、なんだろう…?〜

リトルプレス「こどもこなた」から生まれた企画、“あのひとのことば”。
これまでにHoiClue(ほいくる)でインタビューさせていただいた方たちの、珠玉の“ことば”をご紹介する企画です。

今回はみんなの保育の日に寄せて、「保育って、保育者の役割って、なんだろう…?」という保育の原点にも触れる問いに重なる言葉を、2020年以降にインタビューさせていただいた方のお話から、集めてみました。

僕は、保育は原風景をつくる仕事だと考えています。
(中略)
この四季折々の自然と共に生活していく感じも一つの風景だし、保育者自身も原風景の中のひとつの要素なので、一緒に生活している保育者がずっとピリピリしているのか、喜怒哀楽あるけど基本的にはおおらかで、家族的な安心感があるのかどうか。僕たち保育者の意識ひとつで、僕らがつくっている原風景は変わってくるんだなと思っています。

(NPO法人ごかんたいそう 代表理事:全田和也さん)

*取材記事全文はこちら


やっぱり人が育っていくことに同居できる、その時に立ち会えるこの仕事って、すごい素敵だと思うし、その時に必要なものって、教育力や保育力じゃなくて、子どもが「ここは、私のもう一つの居場所だ」って思える安心感だと思うの。

(りんごの木こどもクラブ 代表:柴田愛子さん)

*取材記事全文はこちら


一人ひとりの姿を、日々大切にする。そうすることの積み重ねの先に、その子が頑張っていることや、どこから手助けが必要で、どんな環境を用意すればいいのかが見えてくるのかなと思います。

(うみのこ 園長:山ノ井怜生さん)

*取材記事全文はこちら


保育者は「子どもの生きるパートナー」だと考えています。だから、口で共感するだけじゃなくて、パートナーとしてその“やりたい”が実現できるように、保育者自身も一緒に行動をする。だって、行動しない限りやりたいことは実現できないでしょう?

(社会福祉法人たちばな福祉会 RISSHO KID’S きらり 園長:坂本喜一郎さん)

*取材記事全文はこちら


ここで過ごす日々が、子どもたちの土壌になっていると信じています。0歳から6年間こういう暮らしをしているから、豊かな土壌ができていると思うんですよ。だから、仮に小学校や中学校がその子にとってのトンネルの時代になったとしても、「あなたは大丈夫」とその子や保護者の方に伝えたいし、伝えています。
その先に自分がいいなと思える環境や、自分が期待される機会だったり、誰かと協同して何かを成す機会だったりが必ずある。その機会まで蓄積できるだけの土壌を、一人ひとりがたっぷりと培うことのできる場でありたいなと思っています。

(NPO法人もあなキッズ自然楽校 代表:関山隆一さん)

*取材記事全文はこちら


乳幼児期の記憶ってみんな大体忘れちゃうと思うんですけど、すごく嫌なことか、すごく楽しかったことは残る。たかが遊び、されど遊びで、その中で自分がやりたいことをできた、挑戦できた、いろんなことを応援してもらったということって、子どもたち一人ひとりの中に残るんですよ。
だったら、すごく楽しかったことを宝物として残してあげたいし、たとえ記憶としては残っていなかったとしても、この時期に幸福度が高いと、前向きに生きていこうというエネルギーとして、その子の中に残っていくと信じています。

(ゆうゆうの森幼保園 園長:渡辺英則さん)

*取材記事全文はこちら


子どものやることを一緒に楽しんだり、面白がったりする中で、あなたに愛情を注ぐのは親だけじゃないというのが、子どもたちに伝わるといいなとも思ってます。
あなたのことを大切に思っている人がいるよと思えたら、強くなれるんじゃないかなって。

(まちのこども園よよぎこうえん 園長:伊藤美沙子さん)

*取材記事全文はこちら


自分の保育者としてどうしたらいいのかな…これで良かったのかな…と迷う時、立ち止まりそうになった時に、道を照らしてくれたり、背中を押してくれたり、そんなことばになりますように。