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【保健コラム】とげが抜きやすくなる裏技?

神谷知子
更新日:2020/04/25 掲載日:2016/09/20
【保健コラム】とげが抜きやすくなる裏技?


「せんせい、いたい~」と泣いてやってくる子ども。
目を凝らしてみると、ちいさなとげが!
なんてこと、経験ありませんか?

抜いてあげたいけど、難しい…
そんなときに参考の一つになりそうな、簡単なとげぬき方法をご紹介。

使うもの

・洗面器
・お湯
・5円玉
・ピンセット
・アルコール(消毒液)


とげ抜きの方法

お湯、アルコール、ピンセット、五円玉の写真

1、まずは、お湯を使って皮膚を柔らかくする。
洗面器などにお湯(38~40度のやけどをしない程度)を入れ、とげが刺さった部位(患部)を浸ける。
手がふにゃっとしてくるまで待つ。

棘を刺した手をお湯に浸している写真

2、石鹸で菌を洗い流す。

3、5円玉の穴を患部に押し当て、とげを引きあげる。

4、アルコール消毒したピンセットで抜く。
指に五円玉を当ててピンセットで棘を抜いている写真ん


5、最後に、患部を石鹸で良く洗えばOK!


その他の方法案

はちみつを塗る方法

蜂蜜の写真


はちみつを塗って5分ほどすると、とげが浮き上がってくるのでピンセットで抜く。

・はちみつが潤滑剤の役目をしてとげが抜けやすくなる。
・抗菌作用もあるので化膿しにくいのだそう。

※はちみつ使用時の注意
・民間療法であることを理解。
・はちみつは1歳以下の子には使えない。
・はちみつアレルギーのある子には使えない。

ピンセットを使えない場合

粘着力の強いテープを使う。
患部をお湯に浸け皮膚を柔らかくしてから行うのがポイント。

テープを小さく切り、患部に貼る。
ゆっくりとテープをはがす。

最後は、同じように幹部を石鹸で良く洗う。

ポイント!

とげが完全に皮膚に埋まっていたり、小さすぎて抜くことが難しい場合もあります。
皮膚のターンオーバーに合わせて、とげは徐々に上がってきます。
自然に抜けるのを待つこともできますが、痛みがでたり化膿することも。

紹介した方法はあくまでも一つの参考として、抜けない場合は無理せず膚科を受診しましょう。