【実験コラム】生クリームからバターをつくってみよう!〜素材/生クリーム〜
使う素材は…「生クリーム」です。
エピソード
先日、北海道からお取り寄せしたじゃがいもが届きました。
越冬した美味しいじゃがいも、まずはじゃがバターで食べたい…!
折角だから、バターも美味しいものがいいな…!
そこで、前から挑戦してみたかった生クリームからのバターづくりに親子で挑戦してみました。
材料
・生クリーム…100ml
(動物性・脂肪分40%以上のもの。冷蔵庫でよく冷やしておく。)
・塩…1g
※ 卵、乳アレルギーのお子さんへの配慮をお願いします。
使うもの
・密閉できるボトル(瓶やペットボトル等)
(※瓶を使うと保存に便利ですが、小さな子どもがこの実験に取り組む場合、軽いペットボトルを使うのもおすすめです。ペットボトルを使用する場合、出来上がったバターは、ボトルをカットして取り出してください。)
・カップ(液体を注ぐ用)
・スティック・菜箸など(塩を練り込む用)
・お皿(バターを乗せる用)
作り方
1. ボトルの中に生クリームを注ぎ、しっかり蓋をします。
2. ボトルをシャカシャカ振ります。腕が結構疲れます。交代しながらの作業がおすすめです!
3. 5分後、音がしなくなりました。中の生クリームが固まったようです。ボトルの中は真っ白で見えません。
4. 更に5分振ります。相変わらず音はしません。ボトルの中身はさっきより固まったようで、中が見えるようになりました。
5. 更に5分振ると、「パシャ!」と音が聞こえました。水分が出てきた様子です。
6. 更に5分振ると、「パシャパシャ」と水分がどんどん出てくる音が聞こえます。
7. 瓶の蓋を空けてみると、こんな様子。中身が固体(バター)と液体に分離しています!
8. 液体の方はコップに注ぎます。この液体は「バターミルク」と呼ばれ、飲むことができます。少し濃厚な牛乳のような味で、美味しいです。「無塩バター」にしたい場合はこれで完成です!
9. 「有塩バター」にしたい場合は、瓶に残ったバターに塩を加え、スティックでよく練ります。液体が出てきたら「8」と同様に取り出しましょう。
10. 塩が全体に行き渡ったら、「有塩バター」の完成です!
11. さっそく蒸したてのじゃがいもにつけて、食べてみました。
市販のバターに比べ、ミルキーな風味で、柔らかい食感。とっても美味しいです!
ポイント!
出来上がったバターの保存期間は3日ほどです。
トーストにつけたり、温かいごはんにのせたり、 早めに食べ切りましょう。
また、生クリームをたくさん振りすぎてしまったり、温度が高くなったりしてしまうとバターにならないことがあります。生クリームが温まってしまいそうなときは、一度冷蔵庫に入れるか、氷水で冷やすなどして温度を調節してみましょう。