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教えて!みんなの園の「おもちゃ」事情

教えて!みんなの園の「おもちゃ」事情

保育とは切っても切り離せない「おもちゃ」。
子どもの育ちを支える環境のひとつとして、大きな役割があると思います。

しかし、日々保育をしている中で、「そもそも“おもちゃ”って…」と考えたり、他の園の様子を知って参考にする機会って、なかなかないかもしれません。

そこでほいくるでは、保育者のみなさんにアンケートを実施!

125名もの保育者さんが答えてくださったアンケート結果から、おもちゃについて考えていきたいと思います(アンケートにお答えくださった皆さん、ありがとうございました!)。


92%の保育者が「おもちゃは大事」と認識

Q.保育や子どもにとって玩具(おもちゃ/遊具/教具)って大事?

グラフ1

92.8%もの保育者さんが、「保育や子どもにとっておもちゃは大事」だと回答!

なぜそう考えるのか、理由も伺ってみると…

「大事」だと思う理由
  • おもちゃを通して社会性やルールを学ぶから
  • 想像力を働かせたり、試行錯誤しながら遊べる
  • 発達段階に合わせて提供することで、数や色の認識ができたり、指先の動きの発達を助けたり、遊びを通して成長を促していけるから
  • 友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じだり、社会性を学べる
  • 大人と子どもの交流点になる
  • 子どもたちが自分の好きなものに出会ったり知ることができるから

「大事ではない」、「どちらともいえない」と思う理由
  • 自分で想像力や興味をふくらませて遊びは深められるから
  • おもちゃがないと遊べない子どもが多い
  • 家庭でもおもちゃで遊べると思うので、園ならではの遊びを体験させてあげることが大事だと思う
  • 無ければないなりに遊びができるから
  • 石や葉っぱや廃材を使っても遊べる

などの意見が集まりました。

大事だと思う、そうは思わない、どちらとも言えない、と意見は割れながも、どの意見も根本には「子どもたちにとって、遊びが大切」だという考えがあるのを感じました。
それをどのような方法で大切にするのかが、園や保育者によって異なるのかもしれません。

おもちゃを通して起こる、子どもたち同士の関わり合い

おもちゃが大事だと思う理由のなかに、「人間関係を学べるから」という意見が多くありましたが、たしかに保育者のみなさんは、子どもたちが、おもちゃを通して他者と関わる姿を、1日に何度も目にすると思います。

では、もしこんなことが起こった場合、どうしているのでしょうか…?

Q. 子どもたちがおもちゃを取り合っている。そんな時どうしてる?

グラフ2

それぞれの園や保育者の考え方が反映されるであろう、今回の対応の仕方。
大きな差はないですが、「ルールをつくる」という意見が約40%と一番多かったです。

Q. どんなルールを作っているの?

  • 順番で使う
    「かして」、「いいよ」の言葉でやり取り
  • 時間を決める
    「長い針が◯◯にきたら交代ね」
  • 数を決める
    「ひとり◯個まで使っていいよ」
  • じゃんけんで決める
  • 使い終わったら貸す
    「今使ってるから、終わったら貸すね」

実際どんなルールを作っているのか聞いてみると、「貸す」・「待つ」という同じ行為でも、様々な方法を取っていることがわかりました。

また、個人的には、どんな方法を取るかによって、おもちゃを使っている子どもも、使いたいと思っている子どもも、感じることや学ぶことに違いがありそうだなと感じました。

例えば、
  • 終わってから貸す/終わるまで待つ
  • 終わっていないけど、時間になったから貸す/時間になったから借りる
では、子どもたちのなかで大きく意味が違いそうですよね。

みなさんは、何を大切にして子どもたちの関わり合う姿を見守っているでしょうか?

おもちゃを使うときに、ルールって必要?

子どもたちは時に、ブロックを車に見立てたり、絵本をまな板がわりにおままごとで使ったり…と、大人が考えもしないおもちゃの使い方をすることもあります。

そんな時、「子どものやりたいという気持ちを尊重したい!」と思いながらも、「やっていいよって言ってもいいのかな…」と悩むこともあるのではないかと思います。

そこで、こんな質問もしてみました!

Q.玩具(おもちゃ/遊具)は“正しい”使い方で使わせる?

グラフ3

73.6%の保育者さんが、時と場合によると回答。
どんなルールがあるのかも聞いてみました。

Q.具体的にどんな玩具(おもちゃ/遊具)の使い方、ルールが決まってる?

  • おままごとは座って遊ぶ・おもちゃを投げない、踏まない、口にいれない
  • 外の大型遊具は、先生がいいと言った時しか使えない
  • ハサミやセロハンテープなどの「道具」は、正しい使い方がある
  • 車や電車のおもちゃは、一人ひとつまで
  • 片付けてから次のおもちゃで遊ぶ
  • 決められたコーナーから持ち出さない
  • 年齢によって使えないおもちゃがある

中には、「本当はそうしたくないけど園で決まっている」、「ルールを決めたがる職員もいる」という意見も。

たしかに「なぜそうしなくちゃいけないのか」ということを改めて考えると、必ずしも絶対ないといけないルールではないものもあるかもしれません。

あなたはどう考えますか?

最後にこんな質問にも答えていただきました!

Q. あなたの考える、良い玩具(おもちゃ/遊具/教具)ってどんなもの?

  • 子どもたちが自由な発想で遊ぶことのできるもの
  • 創造性を育めるようなもの
  • 子どもたちが夢中で遊ぶもの
  • 1つだけの遊びではなく、そこから展開でき、遊びを広げられるもの
  • 特になし!子どもはどんなものでも遊べる
  • 本物の木のぬくもりを感じられるようなもの
  • 単純だけどじっくり遊び込めるよなもの
  • 遊び方が限定されないもの
  • 難しい。強いて言えば、子どもが長く遊びたいと思えるもの

どれも本当に素敵な良いおもちゃの考え方だと思います。

印象的だったのは、ひとつ前の質問では、「ルールがある」と答えた方が多かったのに、今回の質問では「遊びや子どもの発想が広がっていくもの」と答える方が多かったこと。

もしかしたら、子どものことだけを真っ直ぐに考えたとき、子どもたちの気持ちや持っているチカラをもっと大切にしてあげたい、と考える方が多いのかもしれないと感じました。

このアンケートが皆さんが、おもちゃや保育、子どもについて考えるきっかけに少しでもなると嬉しいです。
改めてアンケートに答えてくださった皆さん、ありがとうございました!

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  • ほいくるライター 三輪 ひかり
  • ほいくるライター 三輪 ひかり

Borderless Educator-国境なき共育者-

日本とカナダで保育士を経験。
帰国後、子ども・幸せ・本質というキーワードを軸に活動する中で、Kids Colorに出会う。
ほいくるでは主に取材・ライティングを担当しています。
海と太陽がだいすき。前世はきっと海の生き物です。きっとね。

URL :
https://hoiclue.jp/
ほいくるライターとは?
ほいくるを運営している遊びクリエイター集団によるオリジナル記事。コドモガラクタラボを通して生まれた遊びや、遊びクリエイティブMTGで生まれた遊びなど、日々こどもの笑顔を思い浮かべながら作成しています。
関連リンク :
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