保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

「この子の気持ちが分からない」から始まる、子どもとの新しい関係性〈後編〉

ほいくる編集部
掲載日:2016/03/07

Conobieを通して実現していきたいこと

雨宮みなみ

これから実現していきたいことは何ですか?

渡辺龍彦

それは…やりながら考えているところがあって。
ピカピカのビジョンがあってやっている、っていう感じじゃないんですよ。


でも、さっきの話に似ているんですが、どんなテーマにせよ、親が自分で納得して前に進む、ということが大事かな、と。


どこかから借りてきたコンセプト、というのではなく。親御さんなりの「軸」のようなものを、ちょっとずつでも考えてもらえるような存在になりたいです。


あと、親御さんの日常に「そこそこ」浸透していければいいなぁ、と思っていて。


例えば、一年のうち自分や家族とちゃんと向き合うのが大晦日やお正月くらいしかない、という人も、Conobieがあることでもう少し日常的に、カジュアルな形でそういうスポットを増やしていけたら。。


それがやがて、家庭環境にゆとりとか、ちょっとした幸福感をもたらすことになればいいな、と思っています。


メディアという形にとらわれすぎず、いろんなアプローチを含めて、今後の展開を検討しているところです。ぜひ、楽しみにしていてくださいね。



渡辺龍彦


*渡辺龍彦:子育てメディアConobie編集長。高校生時代から遊びとおもちゃの研究を開始。大学では社会起業論を学んだ後、2010年に株式会社LITALICO入社。障害者の就労支援施設長、発達障害児の学習教室の立ち上げ及び複数教室の管掌や育児相談等を経て、2015年より現職。


Conobie(コノビー):https://conobie.jp/

雨宮みなみ


*雨宮みなみ:こども法人キッズカラー代表。中学生時の職業体験で、自然と自分が笑顔でいられる保育の世界に魅了され、保育士になる事だけを目指し20歳で保育園に就職。保育の現場で感じた保育士の不安や負担を楽しさに繋げたい、という想いから2010年にキッズカラーを設立。同年HoiClue♪をスタート。2014年に第一子を出産し、一児の母でもある。