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「この子の気持ちが分からない」から始まる、子どもとの新しい関係性〈後編〉

株式会社LITALICOで子育てメディア「Conobie(コノビー)」の編集長をつとめる渡辺龍彦さんと、HoiClue♪[ほいくる]を運営するキッズカラー代表雨宮との対談記事。

後半は、「子育て」「親と保育士」について、じわじわと話が深まっていきます…(前編はこちら


「この子の気持ちが分からない」から始まる、子どもとの新しい関係性〈後編〉


「子育て」について、思うこと

雨宮みなみ

子育てや教育において、大切だなぁと感じていること(ポイント)って何かありますか?

渡辺龍彦

僕、もともとは遊びの研究をしていたんです。
なので、教育についてはちょっと斜に構えているというか…(笑)。


「子どもを育てる」ということを、なにか壮大な話にしていく、というよりは、「子どもが自分で育っていく」というシンプルなところに重きをおいて考えていて。


子どもが自ら育つ力を重視する。


大人は、自分が子どもに及ぼせる影響には限りがある、と自覚する。


その上で、子どもの周囲にいる大人が、自分自身どう幸せに過ごすかということに、もう少し時間を割いてもいいんじゃないかなと思っています。

雨宮みなみ

「うちの子天才かも…」なんていうように(笑)、子どもの育つ力ってすごい!と思っていながらも、“自分で育っていくということに重きをおく”という考え方って、案外難しかったりするのかも。


ちなみに、「自分が子どもに及ぼせる影響には限りがある」というのは?

渡辺龍彦

うちの会社がもともと障がい児支援をやっている、という話は先ほどもしたんですけど、支援職をしていると自分の力を過信してしまう、という部分がどうしても出てきてしまうんです。


例えば、ある教材を使ったプログラムをやって親御さんに「おかげさまで成長しました!」って感謝されると、こちらも自然と「自分の支援の成果だ!」と思いがちなんですけど、僕はそこにちょっとだけ、傲慢があると思うんですよね。


本当は、子どもが、努力したのであって。子どもが、成長したのであって。そういう、子どもを主語にした話がまず前提だよなあ・・・、と。そして、自分たちのプログラムが、それに貢献した「かもしれない」だけなんですよね。


もちろん、それぞれのプログラムは「こうすれば成果につながるだろう」としっかり考えて作っていますが、大事なのは自分たちのプログラムの成功ではなくて、子どもが育つということである。ここが、結構順番が逆になりやすいなと思っていて。


「自分が子どもに及ぼせる影響には限りがある」という考えは、そういう原体験から来た考えだと思います。

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