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「子どものために、親は犠牲にならなくていい」子育てメディアConobie編集長の考える子育て支援〈前編〉

ほいくる編集部
掲載日:2016/03/05
Conobie編集長 渡辺龍彦 ✕ キッズカラー代表雨宮みなみ <前編>

ここ最近、多くの人の間で話題の子育てメディア「Conobie(コノビー)」。
妊娠中から子育て中のママパパが「子育て」について、自分で考えるきっかけを提供する、注目のサイトです。

今回、Conobieを運営する株式会社LITALICOに伺い、Conobie編集長をつとめる渡辺龍彦さんにお話を聞いてきました!

Conobieが目指す、大人と子どもの関係とは…?

「Conobie(コノビー)」とは?

雨宮みなみ

運営会社のLITALICOのことから教えてください。

渡辺龍彦

LITALICOは、もともと障がい者の支援からスタートした会社です。


成人障がい者の就労支援事業を皮切りに、発達障がいの子どもたちをサポートする幼児教室や学習塾、そして子ども向けのIT×ものづくり教室を直営で運営しています。今も全体の事業の中では実店舗の運営がメインです。


そんな会社がなぜインターネット事業を始めたかというと、これは当たり前のことですが、実店舗のサービスではサポートを届けられない人たちがたくさんいること。


都市圏は比較的施設を作りやすいのですが、地方になるとなかなか思うようにサポートの手を広げられないことが課題でした。インターネットによって地理的な制約を超えて、困っている多くの人にサービスを提供できるというところが大きいですね。

雨宮みなみ

私も、生活の中ではほとんどネットで調べものをすることってなかったのですが、妊娠・子育てという段階になったら急に色々と調べることが多くなりました。


自分が知らない部分を補ってくれたり、自分の考えが合っているのかどうか肯定してもらいたかったり、判断材料にしたかったり。安心材料という位置づけだったかなぁと。


身近で頼れる人が少ない環境が増えている今、インターネットが、ある意味サポート的な役割を担っている部分って、想像している以上にあるのかもしれませんね。


「Conobie」もそうした情報源の一つかと思いますが、どんな特徴のあるメディアなのでしょうか?

渡辺龍彦

「個性がのびる、子どもがのびる」で「Conobie」というサイト名でスタートしました。


「Conobie」は、親御さんが“自分なり”の子育て観をつくっていったり、サイトを通じて“自分の本音に気づくきっかけ”や“子育てに関する知恵を学ぶ機会”を提供したいと思って運営しています。