子どもにとって「絵本」とは?-Hoiclue♪キャンプ#004-〈開催報告〉
絵本と子どもの育ちにはどんな関係があるの?
絵本が子どもに与える影響ってどれくらい大きいの?
そんな絵本と子どもとの関係を中心にしたワークショップ「子どもにとっての絵本とは〜絵本から広がる子どもの世界〜」Hoiclue♪×PaMaClueキャンプ#004を1月15日(日)に開催しました!
品川区で長年図書館員をされていた、NPO法人ウーヴ代表の山本典子さんを講師にお招きし、たくさんの絵本を通して大人の絵本の世界も広がるワークショップとなりました。
「みんなが思う、子どもにとっての絵本とは何ですか?」
山本さんからの質問から、「子どもと絵本」についての講座(前半)がスタート!
絵本は一種の遊び道具ですが、結果論でいくと、脳の動きをとても活性化してくれるのだそう。
以前は、「語り」の方が絵の固定観念がなく想像力が広がるため、より脳が活性化されると言われていましたが、最近では「見て」→「読んで」→「結びつける」ということで絵本の方が脳の活性化につながると言われているそうです。
みんな真剣にメモメモφ(. .)
「もうおしまい!」とすぐに絵本を閉じてしまう子、ペラペラめくることを楽しんでいる子、やぶってしまう子、何度も繰り返し同じ本を読む子…。
そんな子に対しての絵本の世界はどのように広げていったらいいのか、という話があり、「あるある!」という現場で目にする子どもの様子からも話が広がりました。
そして色々な本のも紹介していただきました!
音やリズムがおもしろい本、寝かしつけの時におすすめの本、思わず引きこまれてしまう本、参加型の絵本、大人にも味わってもらいたい絵本、同じ内容の絵本の比較、年齡によって変わる絵本の捉え方…。
実際にお話しを聞きながら絵本を見てみると、知っている絵本だったはずなのに見方が変わってしまうのです。これがおもしろい!
ティータイム休憩では、たくさんの質問が飛び交いました♪
さて、続きまして2部ではみなさんのおすすめ絵本の紹介です。
当日は1人1冊ずつお気に入りの絵本をお持ちいただいたので、一人ずつ紹介していただきました♪
絵本が好きな方ばかりなので、みなさんの想いがつまっていてどの本もとても魅力的!
そして…何人かの方には実際に読んでもらうことに…☆
普段は自分が読むので、読んでもらうのはなかなか新鮮。
みんなでじっと聞いている様子に、なんだかわくわくドキドキしてしまう時間でした〜
最後は…
ねずみさんの人形を使った、山本さんによる素話!
山本さんがかもしだす独特の世界感に思わず引きこまれ、また聞きたいという声もアンケートを通して多くいただきました。
私も経験したことがあるのですが、時折、子どもが異様に反応したりする絵本もあったりするんですよね。
山本さんの答えはこうでした。
子どもには“怖いものみたさ”の時期があって、実際に体験できないことを絵本の中で体験するのは子どもの発達に大切なことだ。と。
けれど、そこで大切なことが2つ。
一つは、子どもがそれを本当に読みたがっているかという時期を見極めること。
もう一つは、信頼できる大人が読んであげるということ。
「大好きな人が読んでくれるから、頼もしいお父さんが読んでくれるから、優しいお母さんや先生が読んでくれるから…」という子どもの中での安心感が信頼へとつながり、信頼している人が読んでくれるから聞きたがるのです。
なるほど…。
子どもと絵本の関係、そしてそこに加わる大人の関係。
奥の深さを改めて感じました。
身近にある絵本の中にあるたくさんの発見や楽しさ、そしてそこから広がる世界に触れ、大人の絵本の世界もさらに広がったのではないかなぁと感じています。そんな大人に関わる子どもの絵本の世界もまたさらに広がっていくのかな…♪
他にもまだまだたくさんのお話をしていただいたのですが、ご報告はここまで☆
最後に質問や意見交換、交流をして終了となりました!
山本さんのこれまでの様々なデータから厳選した子どもの人気絵本100冊のご紹介プリントのおみやげ付きでした〜(やったー!)
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
またの機会をお楽しみに!
講師の山本さんが作られた絵本☆
講師の山本さん(左)と、キッズカラーの雨宮(右)
次回は【4月から保育士になる人のためのワクワク準備ワークショップ〜“せんせい”になる前に知っておきたい10のこと〜】です。
2012年3月4日(日)13:00〜15:30
今回のワークショップに関するご意見ご感想、お問い合わせはこちら。子どもにとっての絵本とは〜絵本から広がる子どもの世界〜
2012年1月15日(日) 13:00〜16:30(受付12:45〜)
CARREFOUR(カルフール)
JR「恵比寿駅」東口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」1番出口より徒歩5分
東京都渋谷区恵比寿4-6-1 恵比寿MFビルB1
・Hoiclue♪ キャンプ #001 「表現を通してのぞく子どもの世界」開催報告。
・Hoiclue♪ キャンプ #002 「自由な保育の難しさを楽しむ」開催報告。
・Hoiclue♪ キャンプ #003 「お片付け大作戦!〜大人の心構えとキラメキポイント〜」開催報告。
・Hoiclue♪×PaMaClue♪キャンプ#004「子どもにとっての絵本とは?〜絵本から広がる子どもの世界〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#005「4月から保育士になる人のためのワクワク準備ワークショップ〜“せんせい”になる前に知っておきたい10のこと〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#006「室内あそびから見える隠れた子どもの姿〜保育士だからできること〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#007「遊び研究ワークショップ〜プレーリーダーから学ぶ子どもの戸外遊び〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#008「保育環境をより楽しむコミュニケーション術〜実践につながる対話法〜」開催報告。
・「Hoiclue♪ meets 赤ちゃん先生ワークショップ(3/13・3/30)〜せんせいになる前に、知っておきたい大切なこと〜」開催報告。
絵本が子どもに与える影響ってどれくらい大きいの?
そんな絵本と子どもとの関係を中心にしたワークショップ「子どもにとっての絵本とは〜絵本から広がる子どもの世界〜」Hoiclue♪×PaMaClueキャンプ#004を1月15日(日)に開催しました!
品川区で長年図書館員をされていた、NPO法人ウーヴ代表の山本典子さんを講師にお招きし、たくさんの絵本を通して大人の絵本の世界も広がるワークショップとなりました。
■ワークショップの内容と様子
今回のワークショップは2部構成。「みんなが思う、子どもにとっての絵本とは何ですか?」
山本さんからの質問から、「子どもと絵本」についての講座(前半)がスタート!
絵本は一種の遊び道具ですが、結果論でいくと、脳の動きをとても活性化してくれるのだそう。
以前は、「語り」の方が絵の固定観念がなく想像力が広がるため、より脳が活性化されると言われていましたが、最近では「見て」→「読んで」→「結びつける」ということで絵本の方が脳の活性化につながると言われているそうです。
みんな真剣にメモメモφ(. .)
「もうおしまい!」とすぐに絵本を閉じてしまう子、ペラペラめくることを楽しんでいる子、やぶってしまう子、何度も繰り返し同じ本を読む子…。
そんな子に対しての絵本の世界はどのように広げていったらいいのか、という話があり、「あるある!」という現場で目にする子どもの様子からも話が広がりました。
そして色々な本のも紹介していただきました!
音やリズムがおもしろい本、寝かしつけの時におすすめの本、思わず引きこまれてしまう本、参加型の絵本、大人にも味わってもらいたい絵本、同じ内容の絵本の比較、年齡によって変わる絵本の捉え方…。
実際にお話しを聞きながら絵本を見てみると、知っている絵本だったはずなのに見方が変わってしまうのです。これがおもしろい!
ティータイム休憩では、たくさんの質問が飛び交いました♪
さて、続きまして2部ではみなさんのおすすめ絵本の紹介です。
当日は1人1冊ずつお気に入りの絵本をお持ちいただいたので、一人ずつ紹介していただきました♪
絵本が好きな方ばかりなので、みなさんの想いがつまっていてどの本もとても魅力的!
そして…何人かの方には実際に読んでもらうことに…☆
普段は自分が読むので、読んでもらうのはなかなか新鮮。
みんなでじっと聞いている様子に、なんだかわくわくドキドキしてしまう時間でした〜
最後は…
ねずみさんの人形を使った、山本さんによる素話!
山本さんがかもしだす独特の世界感に思わず引きこまれ、また聞きたいという声もアンケートを通して多くいただきました。
■ワークショップを通して
今回のワークショップを通して、わたしの中でとても印象に残っているのが、「最後が怖いストーリー、イラストが怖い絵本、ハッピーエンドではない絵本が子どもに与える影響とは?」という質問でした。私も経験したことがあるのですが、時折、子どもが異様に反応したりする絵本もあったりするんですよね。
山本さんの答えはこうでした。
子どもには“怖いものみたさ”の時期があって、実際に体験できないことを絵本の中で体験するのは子どもの発達に大切なことだ。と。
けれど、そこで大切なことが2つ。
一つは、子どもがそれを本当に読みたがっているかという時期を見極めること。
もう一つは、信頼できる大人が読んであげるということ。
「大好きな人が読んでくれるから、頼もしいお父さんが読んでくれるから、優しいお母さんや先生が読んでくれるから…」という子どもの中での安心感が信頼へとつながり、信頼している人が読んでくれるから聞きたがるのです。
なるほど…。
子どもと絵本の関係、そしてそこに加わる大人の関係。
奥の深さを改めて感じました。
身近にある絵本の中にあるたくさんの発見や楽しさ、そしてそこから広がる世界に触れ、大人の絵本の世界もさらに広がったのではないかなぁと感じています。そんな大人に関わる子どもの絵本の世界もまたさらに広がっていくのかな…♪
他にもまだまだたくさんのお話をしていただいたのですが、ご報告はここまで☆
最後に質問や意見交換、交流をして終了となりました!
山本さんのこれまでの様々なデータから厳選した子どもの人気絵本100冊のご紹介プリントのおみやげ付きでした〜(やったー!)
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
またの機会をお楽しみに!
講師の山本さんが作られた絵本☆
講師の山本さん(左)と、キッズカラーの雨宮(右)
次回は【4月から保育士になる人のためのワクワク準備ワークショップ〜“せんせい”になる前に知っておきたい10のこと〜】です。
2012年3月4日(日)13:00〜15:30
4月から保育士になる人のためのワクワク準備ワークショップ
〜“せんせい”になる前に知っておきたい10のこと〜
Hoiclue♪キャンプ#005
今回のワークショップに関するご意見ご感想、お問い合わせはこちら。子どもにとっての絵本とは〜絵本から広がる子どもの世界〜
Hoiclue♪×PaMaClueキャンプ#004
2012年1月15日(日) 13:00〜16:30(受付12:45〜)
CARREFOUR(カルフール)
JR「恵比寿駅」東口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」1番出口より徒歩5分
東京都渋谷区恵比寿4-6-1 恵比寿MFビルB1
・Hoiclue♪ キャンプ #001 「表現を通してのぞく子どもの世界」開催報告。
・Hoiclue♪ キャンプ #002 「自由な保育の難しさを楽しむ」開催報告。
・Hoiclue♪ キャンプ #003 「お片付け大作戦!〜大人の心構えとキラメキポイント〜」開催報告。
・Hoiclue♪×PaMaClue♪キャンプ#004「子どもにとっての絵本とは?〜絵本から広がる子どもの世界〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#005「4月から保育士になる人のためのワクワク準備ワークショップ〜“せんせい”になる前に知っておきたい10のこと〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#006「室内あそびから見える隠れた子どもの姿〜保育士だからできること〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#007「遊び研究ワークショップ〜プレーリーダーから学ぶ子どもの戸外遊び〜」開催報告。
・Hoiclue♪キャンプ#008「保育環境をより楽しむコミュニケーション術〜実践につながる対話法〜」開催報告。
・「Hoiclue♪ meets 赤ちゃん先生ワークショップ(3/13・3/30)〜せんせいになる前に、知っておきたい大切なこと〜」開催報告。