表現を通して子どもの世界を覗いてみよう！-Hoiclue♪キャンプ＃001-〈開催報告〉

講師の矢生さん（右）とHoiclue♪の雨宮（左）

クラスに「やらない」子、「真似をする子」がいた時、どう対応する？

作品の良い悪いと上手い下手ってなぁに？

そんな様々な子どもたちの姿や制作活動を通しての事例を中心に、子どもの表現と遊びをテーマにしたワークショップ、“

Hoiclue♪キャンプ#001「表現を通してのぞく子どもの世界」

”を9月4日（日）開催しました。

“出前表現ワークショップDoナツ”を主宰している矢生秀仁さんを講師にお招きし、プチ実践も取り入れた和やかなワークショップとなりました♪

■ワークショップの内容と様子

まず最初に、今回のワークショップ開催者キッズカラーの雨宮から、Hoiclue♪としての活動を始めた原点や背景についての話「保育園のせんせいが会社を設立したわけ」。

責任が大きいし大変なこともあるけれど、そんな保育士さんが与える影響力ってものすごい！保育士さんがより働きやすくなるようなきっかけを作っていくことで、保育環境を少しでも充実させ、そして子どもを取り巻く環境の充実へとつなげたい！（トークはかなり緊張気味…）

次はいよいよ講師のひでさんによるワークショップ。

「子どもの表現と遊び〜制作活動を中心に〜」というテーマで、表現遊びのアイデアの紹介や、実体験そながらの活動のコツやポイントをお話していただきました。

思わず笑ってしまう明るいトークと、「わかるわかる！」「なるほど」という現場での体験を元にしたお話に、どんどん惹き込まれる〜

いざ実践！

実際に、テーマに沿ってみんなで表現遊び開始♪

自分たちが住みたい街を作ります。

「こんなの街にあったらいいよなぁ…」を元にそれぞれ考案、制作。

真剣。。。

それぞれイメージを膨らませながら思い思いに製作中。

観覧車、お城、トンネルエスカレーター、雲の家、変わったお店に変わった車。作りたい街だから、空に飛んでいこうがワープしようが、もう何でもありなのです。

みんなの作品を持ち寄って街づくり開始。配置一つで街の雰囲気もガラリと変わり、どんどんストーリーもできていきます。紙を丸めた棒に動くもの（人や動物、乗り物）をつけて登場人物を作るとさらにストーリーや遊びも広がります♪

実際の制作活動を通して、それぞれの思いや考え、疑問や質問、相談などを話し合い。

■実際の体験を通して

「描く、作る、それを使って仲間と遊ぶ、コミュニケーションする」するとさらに想像が膨らんで、また描く、作る…子どもの遊びは表現の連鎖と連続です。

と初めに話していたひでさんの言葉を感じられた体験でした。

また、一番最初にテーマを出されて、「さてどうしよう…」と考え手が止まっていた時のこと。

「それです。子どもたちの中には、さぁ描いていいよ！作っていいよ！と言ってもじっと固まってしまう子もいるけれど、それは今のみなさんと同じように考えているのだと思います。」

なるほど…と納得する場面の連続。

決められた時間内に仕上がらなかったりできなかった子がいたとしても、結果だけを見て「できた」「できてない」「うまい」「へた」と比較したり、できていない子にも同じように作らせようとするのではなく、その工程が（その子が何を思い何に時間をかけていたのかなど）大事なのだということ。

保育士は一番その部分に携われている立場にいるのだから、工程を知らない保護者にそれを伝えることができる、とっても重要なところにいるのだということ。

たくさんのお話をしていただきました！

最後にお茶を飲みながら意見交換や質問、相談、交流をし終了となりました。