丸シールとビニールテープとカッティング用シートで絵を描く〜美育文化ポケット『おすすめぞうけい』より〜#03

今回紹介するのは、「丸シールとビニールテープとカッティング用シートで絵を描く」です。
シールやテープは、イメージのペンキ屋さん。
世界をあっという間に自分色に塗り替えることができるから、こどもたちに大人気。
ペンで描けないこんなものとも、寂し気なあんな場所ともすぐに仲良くなって、新しいイメージを届けてくれます。
ペタペタ触感に誘われて、くっきりとした色や形に触発されて、それぞれの美の探究が始まります。
飾るって心の「いいね!」を探すことなのかもしれませんね。
(※おすすめぞうけいは、2025年4月時点で100以上あります)
おすすめの活動年齢(めやす)
3・4・5歳児
(3歳児からできる活動ですが、5歳児でやってみると、細かいところまでこだわりぬいた作品ができたりします。)
用意するもの
- 丸シール
- ビニールテーブ
- カッティング用シート
- はさみ
- ペン
- クレヨン
- 画用紙(四つ切り)
(※カッティング用シートは画材店などでメーター単位での販売が多いです。適量を購入し、いろいろな色を折り紙サイズくらいにしておくと使いやすいでしょう。)
丸シールとビニールテープで構成遊びを楽しんできた3、4歳児。5歳児になったら、さらに自分の思う通りの形に切って貼ることができる「カッティング用シート・シール」も素材に加えることがおすすめです。
カッティング用シートとは、粘着剤がつき、シールのように貼れる塩化ビニール製シート。ツルツルした質感で発色もよく、メリハリのある画面を作ることができます。折り紙シールなどに比べると少し割高ですが、いつもと違う素材を使うとイメージが広がります。
いろいろな作品(5歳児の例)
高鳴りのリズムが聞こえる丸シール、印象を一気に変えるビニールテープ、重ねてはがして自由自在のマスキングテープ、見てほしい心を満たすピカピカテープ、つける仕事が忙しいセロンハンテープも、貼り方次第で主役をキラリと引き立てます。
もっと知りたい方へ
今回の活動は、造形・美術教育雑誌 『美育文化ポケット』28号よりご紹介しました。
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