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「実習」の経験を、保育士になるあなたの“未来”に繋げよう!【実習後-Vol.2-】

三輪ひかり
更新日:2021/08/24 掲載日:2017/06/03

「実習」の経験を、保育士になるあなたの“未来”に繋げよう!【実習後-Vol.2】


実習おつかれさまでした!

実習の学びをみなさんはどのように次へ繋げていますか?



「あぁ、大変だった」で、終わらせていい?

時には辛い思いをしながら、何日間も頑張った実習。

実習後は、「ようやく終わった。」「あぁ、大変だった。」そんなことを思いながら、ホッとしている人も多いと思います。

…でも、実習での学びをそこで終わらせてしまっていいのでしょうか?

保育の現場にでて感じたことや学んだことを、100%自分のものとして吸収するためには、実習後どうするかが、大切だと思うのです。

「振り返る」ことで学びが深まる!

そこでオススメしたいのが、「振り返り」を行うこと。

たとえば、スポーツをした時でも、料理をした時でも、一度やっておしまいにするのではなく、なんでその時うまくいったのか、うまくいかなったのかを考えたり、再度挑戦してみることで上達したり、その知識や技能身につけていきますよね。それは実習も一緒なのです。

では実習の場合、どのような振り返りができるでしょうか。

1、実習日誌を見返す

実習日誌はあなたにとって、大切な気付きや学びを与えてくれるもの。改めて見返すことで、実習中に得た学びをより自分のものにしたり、実習で感じた疑問に改めて向き合うことができるのでオススメです。

ただ、時間が経つと大筋は覚えていても、細かい部分は忘れてしまいがちに。実習はその細部に重要な気付きなどがあることも多いので、印象が薄れないうちに振り返りたいですね!

2、学校の友だちと実習報告会をする

他の園に実習に行っていた学校の友だちと実習の報告会をしてみましょう。それぞれの体験談を共有することで、実習経験に広がりと深まりを生むことができます。
また、報告会をすることで、園にはそれぞれ特色があることや、子どもへの対応の仕方や保育士の役割にもさまざまなものがあるということにも気がつく貴重な機会になるかもしれません。

3、実習担当の先生と話す

実習担当の先生と話をすることも、振り返りのひとつの方法として有効だと思います。
先生と話す場合は、プライバシーに関わるような事項や他の人には話しづらいことも話ができ、友人と行う実習報告会とはまた違う気づきを得られるかもしれません。

これらの振り返りを行うことで、自分のなかで深めていきたい課題を見つけたり、自分の興味があることを明確にすることができるでしょう。

実習の経験をあなたの“未来”に繋げよう!

保育にはゴールがないからこそ、実習が終わったらそこで学びも終了とするのではなく、学びを先へ先へと広げていってほしいなと思います。

振り返ることで、その時にでてきた課題を、次の実習に活かせるかもしれないですし、学校での勉強も今までとは違う視点を持って受けることができるかもしれません。

ぜひ、実習の経験を、あなたの未来に繋げてくださいね。


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