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染め紙で張り子のランプを作ろう!〜美育文化ポケット『おすすめぞうけい』より〜#07

美育文化ポケット
掲載日:2025/10/09
染め紙で張り子のランプを作ろう!〜美育文化ポケット『おすすめぞうけい』より〜#07
美育文化ポケットよりお届けする『おすすめぞうけい』。今回紹介するのは、光るときれいな張り子のランプです。
染め紙(技法遊び)とあわせてご紹介します。

(※おすすめぞうけいは、2025年4月時点で100以上あります)

おすすめの活動年齢(めやす)

5歳児

用意するもの

  • 障子紙
  • 絵の具
  • 木工用接着剤
  • バケツ
  • 風船
  • 光源となるライト

※安全のため長時間ライトをつけるのは避けましょう。
また、張り子を完成させるのが難しい場合は、保育者が程よい援助を。

作り方

1、まずは障子紙を折って、水で薄く溶いた絵の具に浸す「染め紙」を作ります。(詳しくはこちら)


2、次に乾いた染め紙を、水で溶いた木工用接着剤につけて、膨らませた風船に貼っていきます。
※「張り子*」の技法を使い、中が空洞の丸い立体を作ります。


3、十分に乾かしたら(夏場で約1週間)、中の風船を取り出します。
空洞の部分に100円ショップなどで売っている卓上ライト、 もしくはペンダントライトを入れると、すてきなオリジナル照明のできあがりです!!

部屋を暗くすると、染め紙の淡い色味が浮かび上がり、幻想的な空間に!


*張り子…張り子(はりこ)とは、竹や木などで組んだ枠、または粘土や風船などで作った型に紙などを貼りつけ、成形する造形技法のひとつ。


染め紙(技法遊び)

約25cm四方に切った障子紙を用意します。さまざまな折り方で最終的に三角形(アレンジした多角形でも可)にし、その角を水で溶いた絵の具に1秒から数秒浸します。その後、開いてみると模様ができているという技法遊びです。折る形や使う色、浸す秒数などで無限のパターンが楽しめます。

この際、半紙を使うと開くときやや困難なので、障子紙や厚手の和紙を選びましょう!

もっと知りたい方へ

今回の活動は、造形・美術教育雑誌 『美育文化ポケット』23号よりご紹介しました。
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