保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]by 小学館

映写機を作ろう〜美育文化ポケット『おすすめぞうけい』より〜#05

美育文化ポケット
掲載日:2025/08/14
映写機を作ろう〜美育文化ポケット『おすすめぞうけい』より〜#05

美育文化ポケットよりお届けする『おすすめぞうけい』。
今回紹介するのは、牛乳パックと虫メガネ2個で作る映写機です。

透明のプラバンに絵を描いて光を当てると、虫メガネのレンズを通して光が屈折するため、絵が拡大されるという仕組みです。

※映写機は保育者と一緒に作りましょう。もしくは、映写機は保育者が作り、こどもたちはプラ板に絵を描いて映す活動のみでも十分楽しめます。

(※おすすめぞうけいは、2025年4月時点で100以上あります)

おすすめの活動年齢(めやす)

4・5歳児

用意するもの

  • 牛乳パック
  • 虫メガネ(2個)
  • 懐中電灯
  • プラバン
  • 色画用紙
  • セロハンテーブ
  • はさみ
  • ペン
  • ビニールテープ など

作り方

1、虫めがね2個を重ねてテープで貼り合わせる。

2、牛乳パックを底から7cmのところで切り離す(AとB)。

3、Aの底に虫めがねの直径より少し小さい円を切り抜く。

4、Aに虫めがねの柄を差し込む切り込みaと、Bに入れやすくするための切り込みbを入れる。

5、虫めがねをaに差し込み、レンズがAの底にあたるようにしてテープで留める。

6、Bにプラバンを差し込むための切り込みcを入れ、Aを差し込む。Bに懐中電灯を入れる。


※参考文献:群馬県生涯学習センター「おもしろ科学教室」 

活動のようす

一見とてもアナログなのですが、デジタルへの入り口は、こういった科学への興味から始まります。不思議な現象にこどもたちは驚いて大喜び!「なんで絵が大きくなるの?」と興味津々です。

映写機はクラスに1台でOK!
みんな自分の番を待ちながら、お友達の絵を見て楽しんでいます。

もっと知りたい方へ

今回の活動は、造形・美術教育雑誌 『美育文化ポケット36号』よりご紹介しました。
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