カラスウリで作る、こびとのバスケット〜素材/カラスウリ〜
こびとさんは、このバスケットにどんなものを入れるかな?こびとになりきって、お買い物ごっこを楽しみましょう。
使う素材は…「カラスウリ」です。
エピソード
秋の終わりに畑仕事をしていると、笹の藪の中にオレンジ色の実を見つけました。
何かな、と思って見てみると、カラスウリの実。
手に取ったのは子どもの時以来で、鮮やかな色彩になんだかワクワクしてきます。
持ち帰って、何か遊びにできないか実験していると、カラスウリの中は空洞になっていて、切れ込みを入れることで、子どもたちが遊べるものが作れそう、とアイデアが浮かびました。
今回は、そんなアイデアの中から、簡単に作ることができる、「こびとのバスケット」をご紹介します。
材料
- カラスウリ
- 季節の野草
使うもの
- 小さなナイフや小刀
- 小さなスプーン
- ハサミ
※ナイフや小刀を使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。
作り方
1. まず、子どもたちとカラスウリの実を探してみましょう。楕円型で、鮮やかなオレンジ色の実を見つけたら、カラスウリです。林や藪の縁でお散歩や、公園で遊んでいる時に見かけることもあるかもしれません。
2. 実が採取できたら、バスケットの持ち手を作ります。実の上の方に(ツルがついていた側)、ナイフの刃先を使って、半月型に切れ込みを入れます。
3. 「2」で切れ込みを入れた部分を外すと、中にワタと種があるのが見えます。
4. 裏返して、反対側も同じようにカットします。
5. 小さなスプーンでワタと種を掻き出します。
6. 実の下についているヒゲのような部分は、長すぎるようであればハサミでカットします。
7. これでバスケットの完成です!
遊び方
この小さなバスケットを持って、園庭や野原に出かけます。「この小さなバスケットは、こびとさんのバスケット」。
みんながこびとさんだったら、どんなものをこのバスケットに入れて、持って帰りたいかな?
季節の草花を摘んでお買い物ごっこを楽しみましょう。
私はまず、イヌタデのピンクの花を入れてみました。つぶつぶとしていて、こびとのおやつになりそうです!
ねこじゃらしの小さな穂先も、入れてみました。ふわふわで、お掃除に使えそうです。
コオニタビラコの花を入れてみました。とても小さなお花なので、こびとのお家でも飾れそうです。
こちらも小さくて黄色い、コセンダングサの花も入れてみました。こびとのバスケットは、いっぱいになりました!
ポイント
- この遊びをする前に、こびとが出てくる絵本を読み聞かせするのもおすすめです。
- 特別保護地区や、私有地など、植物を採取してはいけない場所もあります。カラスウリを採取する時は、事前にその場所のルールを調べましょう。
- カラスウリには食中毒を起こす危険性のある成分が含まれているので、子どもたちが口に入れないよう注意して遊んでください。
- カラスウリを触った後は、念の為手を様洗うおすすめします。
カラスウリについて詳しくは[学校法人 玉川大学/カラスウリ] [食品安全委員会/食品安全関係詳細]をご覧ください。