どんぐりのぼうし当てゲーム!〜素材/どんぐり〜
色々な可愛いぼうしをよく見てみると、自然の造形への驚きや、発見が生まれる遊びです。
使う素材は…「どんぐり」です。
エピソード
秋も深まり、我が家の庭や近所の山には、色々な種類のどんぐりが落ち始めました。
よく見ると、少しずつぼうしの形や、実の大きさが違います。
ふと、このぼうしと実で、貝合わせのようなゲームができたら、面白いのでは?とアイデアが浮かび、どんぐりを集めて「ぼうしあてゲーム」を作ってみました。
今回の記事では、ぼうしを並べるための「ぼうし屋さん」も作ってみましたが、これを作らずぼうしと実だけを並べてもゲームを楽しむことができます。
ぜひ、子どもたちにもどんぐり集めや、開店準備を手伝ってもらってください。
「色々な形のぼうしがあるんだね!」
「大きさも、こんなに違うんだ!」
と楽しい発見があると思います。
材料
- どんぐり(3種類以上集めることをおすすめします)
- 紙粘土
- つまようじ
使うもの
- 絵の具
- 筆
- 粘土板
- 粘土用のヘラ
- 裏紙など(絵の具を塗るとき用)
作り方
1. まず、どんぐりを集めましょう!
「お散歩に行った時、あそこにどんぐり落ちてたな」と記憶に残っている場所を巡ってみると、数種類のどんぐりが集まるかもしれません。
2. 我が家の近所では、様々な形の5種類のどんぐりを集めることができました。左上から、アラカシ・ウバメガシ・コナラ・クヌギ・スダジイかなとそれぞれの特徴を見ながら調べてみました。眺めているだけでも「同じどんぐりなのに、こんなに色々な形があるんだね!」と子どもたちもびっくりしてくれそうです。
3. それぞれのどんぐりからぼうしを外して、小さい順に並べてみました。
ぼうしの様子も、子どもたちとじっくり観察してみてください。そして「どんな違いがあるかな?」と声をかけてみましょう。「大きいのも小さいのもある!」「こっちは縞々だけど、こっちはブツブツ!」「トゲトゲしているのもあるよ!」
そんな、色々な発見があると思います。
4. どんぐりが揃ったら、ぼうし屋さんを作ります。まず、紙粘土でぼうし屋さんの土台を作ります。
5. 次に、ぼうし掛けを作ります。どんぐりのぼうしに紙粘土を詰めます。
6. 「5」の紙粘土に、つまようじの太い方を刺します。
7. 「6」のつまようじの尖った方を、土台に刺します。
8. 他のどんぐりのぼうしも、同じようにして土台に並べましょう。
9. 3時間ほど置くと、ぼうしの中の紙粘土が少し乾いて収縮するので、ぼうしをゆっくり持ち上げて外します。このまま1日置いて乾燥させましょう。
10. この様子を上からみると、キノコが並んでいるようにも見えます。
11. 紙粘土の表面が乾いたら、土台に絵の具で色を塗りましょう。木の幹のように塗ってみました。
12. それぞれのぼうし掛けにぼうしをかけたら、ぼうし屋さんの完成です!
遊んでみよう
さあ、ぼうし当てゲームの始まりです。
どんぐりの実を並べて…誰がどのぼうしか、分かるかな!?
あなたのぼうしは、これかな?ちょっと小さいね。
このギザギザのぼうしは、大きすぎ!
子どもたちもクスっと笑ってしまいそう。
このクルッとしたぼうしは、似合ってるけど、少し小さいかな。
このぼうしは、ピッタリです!
あなたのぼうしは、このぼうし!
他のどんぐりのぼうしも、見つけてみてね。
ポイント
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複数の種類のどんぐりが集まらない場合は、保育者や保護者・子どもたちに協力してもらい、近所で見つけたどんぐりを持ってきてもらっても良いでしょう。きっと様々な種類のどんぐりが集まると思います。
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特別保護地区や、私有地など、植物を採取してはいけない場所もあります。どんぐりの実を拾う時は、事前にその場所のルールを調べましょう。
参考資料:
[きょうと生物多様センター/どんぐりみわけ図鑑]
[千葉県野田市/どんぐりの見分け方]
[日本自然協会/どんぐり検索表]