保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

さつまいもの色づくり〜色の混ざり合いを楽しむ絵の具遊び〜

水岡香
更新日:2024/11/07 掲載日:2024/10/25
さつまいもの色づくり〜色の混ざり合いを楽しむ絵の具遊び〜
秋はさつまいもが美味しい時期。
芋掘り、焼き芋、さつまいも料理など…。子どもたちも色々な場面でさつまいもに出会うのでは?

今回は、さつまいもの“色”に注目して、赤と青の絵の具でさつまいも色を作ってみました。
それぞれ微妙に色が違うので、実際にさつまいもを見ながら色を作っていきます。

子どもたちと芋掘りを終えたあとなどに、お気に入りのさつまいもを選んで、自分が思うさつまいもの色を作るのがおすすめです。

材料

  • さつまいも
  • 画用紙

使いうもの

  • 絵の具
  • パレット
  • カップ

色を作ってみよう!

1.  お気に入りのさつまいもを選ぶ。

2.  パレットに絵の具をのせて、空いている部分に少量ずつ移し、色を作る。
(今回は赤と青の絵の具を使用しました。)

少しずつ混ぜていき・・・

3. できた色を、画用紙にのせる。
なかなか濃いいい色。
できた色を、近くに置いたさつまいもと見比べ、色や水を加えて調整していく。

4.  先程作った色に、少し青や赤を足してみるとどうなるだろう?

青みが強くなったり・・・

ほんのり青みを感じる赤になったり・・・

新しくできた色も混ぜ合わせたりしているうちに、パレットの中でどんどん色が変わっていき、ぶどうジュースのような色にも…。

でもこれって自分のお気に入りのさつまいもの色かな?
水の配分だけでも、色味が変わって見えてくるのもおもしろい!

さつまいもを描いてみよう

さつまいもの色が決まったら、お気に入りのさつまいもをよく観察して、触ったり、匂いをかいだりいろいろな感覚を使いながら絵を描いてみよう!

模様はどんな感じ?

さつまいもの先っぽはどんな形?

見やすいところに、置いて描いていく。

傷や模様、さつまいもについている泥なども,

じっくり見ながら描いてみる。

乾かすと色の濃淡が出てきて、それもいい味に。

ポイント

  • ピッタリの色ができるまでは、少し時間がかかるかもしれません。色の変化をじっくり楽しむのがこの遊びの醍醐味なので、時間をたっぷり使えるようにすると良さそうです。

  • 子どもたちが実際に色を作るときに、何度も色づくりや色の調整を試せるよう、パレットやお皿等をたくさん用意しておくのがおすすめです。

  • 年齢の低い子どもたちと楽しむときには、色づくりが難しい場合があります。子どもたちの姿に合わせて、幾つか色を作っておき、その中から自分で選んだり混ぜたりするといいかもしれません。

  • さつまいもを描くときに、子どもたちが自分で掘ったさつまいもをじっくり見たり、触ったり、匂いをかいだり五感を使う時間を設けるのもまた楽しい時間です。

    色を作っているようす

    実際のようすはinstagramで見ることができるよ。

    @hoiclue_official


あわせて読みたい記事

自分が掘ったさつまいもを描いてみよう〜色づくりを楽しむ絵の具遊び〜

自分が掘ったさつまいもを描いてみよう〜色づくりを楽しむ絵の具遊び〜

さつまいも掘りに行ったあとのこと。
「見て!こんな芋が掘れたよ!」と、どろんこの手で保育者の目に入ってしまいそうな距離まで近づけて見せてくれた子どもたち。
子どもたちの手には、大きいもの、何個もつながっているものなど、いろいろなさつまいもがありました。
一人ひとりの自慢のさつまいも、お気に入りのさつまいもを、食べてしまう前に形に残しておくのはどうかと子どもたちに提案し、絵の具でさつまいもを描くことに。

4歳児の子どもたちは色を自分で選び、5歳児の子どもたちとは実際に色を作るところから遊びながら描いてみました。
ここからは、そのようすをお届けします。