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さつまいもの色づくり〜色の混ざり合いを楽しむ絵の具遊び〜

水岡香
掲載日:2024/10/25
さつまいもの色づくり〜色の混ざり合いを楽しむ絵の具遊び〜
秋はさつまいもが美味しい時期。
芋掘り、焼き芋、さつまいも料理など…。子どもたちも色々な場面でさつまいもに出会うのでは?

今回は、さつまいもの“色”に注目して、赤と青の絵の具でさつまいも色を作ってみました。
それぞれ微妙に色が違うので、実際にさつまいもを見ながら色を作っていきます。

子どもたちと芋掘りを終えたあとなどに、お気に入りのさつまいもを選んで、自分が思うさつまいもの色を作るのがおすすめです。

材料

  • さつまいも
  • 画用紙

使いうもの

  • 絵の具
  • パレット
  • カップ

色を作ってみよう!

1.  お気に入りのさつまいもを選ぶ。

2.  パレットに絵の具をのせて、空いている部分に少量ずつ移し、色を作る。
(今回は赤と青の絵の具を使用しました。)

少しずつ混ぜていき・・・

3. できた色を、画用紙にのせる。
なかなか濃いいい色。
できた色を、近くに置いたさつまいもと見比べ、色や水を加えて調整していく。

4.  先程作った色に、少し青や赤を足してみるとどうなるだろう?

青みが強くなったり・・・

ほんのり青みを感じる赤になったり・・・

新しくできた色も混ぜ合わせたりしているうちに、パレットの中でどんどん色が変わっていき、ぶどうジュースのような色にも…。

でもこれって自分のお気に入りのさつまいもの色かな?
水の配分だけでも、色味が変わって見えてくるのもおもしろい!

さつまいもを描いてみよう

さつまいもの色が決まったら、お気に入りのさつまいもをよく観察して、触ったり、匂いをかいだりいろいろな感覚を使いながら絵を描いてみよう!

模様はどんな感じ?

さつまいもの先っぽはどんな形?

見やすいところに、置いて描いていく。

傷や模様、さつまいもについている泥なども,

じっくり見ながら描いてみる。

乾かすと色の濃淡が出てきて、それもいい味に。

ポイント

  • ピッタリの色ができるまでは、少し時間がかかるかもしれません。色の変化をじっくり楽しむのがこの遊びの醍醐味なので、時間をたっぷり使えるようにすると良さそうです。

  • 子どもたちが実際に色を作るときに、何度も色づくりや色の調整を試せるよう、パレットやお皿等をたくさん用意しておくのがおすすめです。

  • 年齢の低い子どもたちと楽しむときには、色づくりが難しい場合があります。子どもたちの姿に合わせて、幾つか色を作っておき、その中から自分で選んだり混ぜたりするといいかもしれません。

  • さつまいもを描くときに、子どもたちが自分で掘ったさつまいもをじっくり見たり、触ったり、匂いをかいだり五感を使う時間を設けるのもまた楽しい時間です。


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