フキの収穫〜春の味覚を味わってみよう〜
子どもたちと歌う「おべんとうのうた」に出てくる「すじ〜の通ったフーキ!」のフキ。
本当に筋が通っているのかな?
収穫の様子やアク抜き、筋取りの様子を見てみよう〜!
使うもの
【収穫時】
- 軍手
- ハサミ(園芸用)
【アク抜き・筋取り】
- 新聞紙
- 塩
- 鍋
- 水
- ボウル
- 包丁
フキを収穫してみよう
フキは、ある程度湿気のある土地、空き地や畑などによく生えています。
全国各地に自生している植物です。
葉っぱの下にスッと伸びているフキの茎を見つけたら、収穫してみよう。
土からすぐ上の、茎をチョキっと切る。
葉っぱの部分を切る。
雨上がりの収穫だったので、葉の裏にはナメクジがこんにちは。
根っこの色はきれいな赤紫・・・。
アク抜き・筋取り
アク抜きの前にフキについた泥をしっかり洗う。
フキに塩をまぶす。(今回は大さじ1くらい使いました。)
ゴロゴロと手のひらで転がし、板ずりする。
(こうすることで、茹でたときにいい色になったり、筋が取りやすくなるようです)
鍋のサイズに合わせて、フキを切る。
たっぷりのお湯を沸騰させ、フキを3〜5分ほど茹でる。
茹でたらすぐに水に入れる。
火の通ったフキはとてもきれいな色になりました。
しっかり水に入れたら、一本一本筋をとっていく。
茎の上の方を持って、薄皮を剥がすように引っ張る。
スーッと筋が取れてとても気持ちいいです。
まさに筋の通ったフーキ。
たくさん剥くと、フキの筋もこんなに山盛り。
水を変えながら2時間ほど、アク抜きをする。
(フキは水にしっかりつけることでアクが抜けやすくなるそうです。)
水を変えながら5日ほど保存して食べることができます。
〜おまけ〜簡単に煮てみよう
筋をとったふきを食べやすいサイズに切って・・・
油揚げ、きのこ、醤油、みりん、砂糖で10分ほど煮たらフキの煮物のできあがり。
子どもたちにとっては独特の風味かもしれませんが、採れたてのフキはシャキシャキしていて、いい食感です。
ポイント
- フキの葉や、茎には細かな毛が生えてるので、長袖を着て軍手をつけて収穫したり、かゆくなったら水で洗い流すなどして対処してください。
- 園芸用のハサミは切れ味がいいので、子どもたちが使う際は十分気をつけてください。
- フキは、ピロリジジンアルカロイド類という天然毒を含んでいるので、しっかりアク抜きをして食べてください。
フキの毒性、アク抜きについて詳しくはこちらをご覧ください。[農林水産省]
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スタッフのつぶやき
息子が5歳のときのこと。ふと思い出したように「おべんとうばこのうた」を歌い出したのですが…
♪これくらいの おべんとばこに
(中略)
にんじんさん、さくらんぼさん、しいたけさん、こぼうさん、あなーのあいたレンコンさん、すじーのとおった…
すじーのとおった…
えーと、すじーのとおった…
ふ…ふ…
ふじいさん…?(首をかしげながら)
みんな「さん」がつくから、「さん」をつけて考えちゃう気持ち、確かに分かる…!
(HoiClue編集長 アメミヤ)