草花の色あそび〜植物の色に触れて楽しむ自然遊び〜
植物の、自然な色が写し出される不思議な遊び。
「ささき隊長」ことプロ・ナチュラリストの佐々木洋さんが紹介していた遊びを、実際に試してみました!
あそび方
1、まずは散歩へ。
園庭、公園、道端などに咲いている草花を探して、少しだけ摘みます。
咲き始めのツツジ?サツキ?を発見。
こちらは、オオイヌノフグリ。
これは…葉の裏が白かったのでヨモギかな?
アブラナ。
その他にも、タンポポや桜など、いろんな草花を少しずつ摘んだり拾い集めました。
2、画用紙を広げ、摘んできた草花をグリグリと画用紙に押し当てます。
すると・・・植物の色が、画用紙に!
オオイヌノフグリは、少しくすんだようなきれいな藍色のような色。
こちらはヨモギ?の葉。
タンポポ。
拾ってきた桜の花びら。ピンク色にはならず、黄土色のような色でした。
今回摘んできた植物と色を並べてみると、こんな感じになりました。
(上段:左から順に、桜、たんぽぽ、ツツジ(サツキ)。下段:左から順に、アブラナ、オオイヌノフグリ、ヨモギのような葉っぱ)
ツツジ(サツキ)が紫色になったのが印象的。
身近な草花の“色”に触れたり、こすることで香る植物の匂いを感じたりと、おもしろさや発見がたくさんでした!
※ツツジのなかには毒の成分が含まれているかもしれない植物もあるため遊ぶ際には口に入らないようにするなど配慮すると安心です。危険の可能性もあることなどを子どもたちに伝えたり、実際に図鑑で調べたりすることも、自然に興味を持つ一つのきっかけに。
厚生労働省:自然毒のリスクプロファイル 高等植物 シャクナゲ類のページはこちら
「せんせいゼミナール」オンライン講座でプロ・ナチュラリストの 佐々木洋さんが実際にこの遊びを紹介されている様子も、 あわせてお届けします。
佐々木隊長が教えてくれたポイント!
・葉っぱも花も、採るのは最小限に。
・指に植物の汁がつくので、遊んだ後には手を洗うようにする。
・身近なところに毒性のものはあまりないが、一応調べるか、知っている植物で楽しむと安心。
佐々木洋隊長の講座『四季の自然あそび』〜せんせいゼミナール〜
佐々木洋隊長が講師としてお話される講座、『四季の自然あそび』〜せんせいゼミナール〜。6月には「雨であそぶ」をテーマに開催されます。
降り続く雨やジトジトした暑さのなかだからこその自然との出会いや発見、おもしろさに触れられそうな回なので、ほいくる編集部も楽しみにしています。興味ある方は、ぜひ!
【夏:雨で遊ぶ】
「梅雨は外あそびができない季節」と思われる方も多いのではないでしょうか。
鬱陶しいと言われがちな梅雨ですが、佐々木さんは梅雨が大好き。梅雨だからこその出会いを探しに、外に出てみませんか?
片栗粉をつかったあそび「雨つぶをつかまえよう」や、「カタツムリのお腹をみよう」などを紹介します。