ろくむし〜大人数で楽しむ、戸外遊びゲーム〜
ほいくる読者さんが幼少期に楽しんでいたということで教えてくれた、大人数で楽しむ戸外遊びゲームです。
今回は、簡単バージョンと、ちょっと難しい?バージョンの2つのルールをご紹介します!
遊び方
簡単バージョン
使うもの
ゴムボール
準備
・ 半径2メートルくらいの円を2つ、10〜20mくらい間を開けて描く。
・2つの円をつなぐように、両側にゆるやかな線を弧を描くように描く(なくてもOK!)。
遊び方
1、2チームに分かれ、先攻(攻め)、後攻(守り)を決める。
2、攻めチームは、一つの円の中に入る。
3、守りチームのうち2人は、円の外側にそれぞれ一人ずつ立つ。その他のメンバーは、外野に散らばる。
4、守りチームの2人はキャッチボールをし、その間に円から円へ移動する攻めチームにボールをぶつける。ボールがあたったら、アウト。(応援隊に…!)
5、攻めチームは隙を見て円から円へ走って移動し、一往復したら「いちむし」。
メンバーみんなで合わせて6往復したら「ろくむし」となり、攻めチームの勝ち!
みんながアウトになったら、守りチームの勝ち!
6、今度は攻めと守りを入れ替えて、また2〜5を楽しむ。
難易度アップ?ちょっと難しいバージョン
使うもの
ゴムボール
準備
・ 半径2メートルくらいの円を2つ、10〜20mくらい間を開けて描く。
・2つの円(円Aと円B)をつなぐように、両側にゆるやかな線を弧を描くように描く。
両側の線の中をフェアゾーン、外をファウルゾーンとする。
遊び方
1、 1チーム5人くらいで、攻めと守りの2チームを作る。
攻めチームは全員Aの円の中に立ち、ひとりずつ順番にバッター(打つ人)になる。
守りチームは、ひとりがピッチャー(投げる人)になり、他のメンバーはフェアゾーン内に散らばって飛んできたボールを捕る。
2、ピッチャーは、下手(したて)で軽くボールを投げる。
バッターはそのボールを素手で打つ。
少なくとも1回はフェアゾーン内にボールをバウンドさせるように打ち、守りメンバーがボールを追いかけている隙にBの円に向って走る。できればまたAの円に戻ってくる。
(守りチームにボールをぶつけられる(アウトになる)可能性が高いときは、走らずにそのままAの円、もしくはBの円にとどまっていてもよい。)
3、守りチームは、飛んでくるボールをキャッチして走るバッターに投げてぶつける。
4、ボールがぶつかったら、アウト!(応援隊に…!)
ぶつからずに一往復できたら、「いちむし」という。
合わせて6往復すれば「ろくむし」達成で、攻めチームの勝ち!
「ろくむし」を達成していなければ、次のステージへ…
ここでポイント!
・三振や四死球、ホームランなど野球のルールはなし。 キャッチャーは置かない。
・2で、バッターが見送ったり打てなかったりしたボールは、攻めチームのメンバーが拾い、ピッチャーに投げ返す。
・2で、もしもBの円に走ったまま戻れなかったら、次のバッターが打った隙にAの円に戻ってくる。
5、 全員打ち終わってもまだ「ろくむし」を達成していなかったら、守りのチームのうち2人が2つの円にそれぞれ1人ずつ入り、キャッチボールをする。これを「ボーケン」という。
他の子はファウルゾーンで応援隊に。
6、 攻めチームでまだアウトになっていないメンバーは、今いる円から、「ボーケン」の隙をついて、もう一つの円に向かって走り移動する。
7、 守りチームは、走る攻めチームにボールを持った手でタッチし、そのボールを地面につけるか、ボールを投げてぶつける。その場合、相手はアウトになる。
8、ボーケンの間に攻めチームの誰かが「ろくむし」を達成すれば、攻めチームの勝ち!
全員がアウトになれば、守りチームの勝ちでゲーム終了!
ポイント!
先攻、後攻で入れ替わっても、攻めチームと守りチームに分けてやりたい方に参加しても楽しめます。
ルールは、色々とあるようなので、子どもたちの年齢や人数にあわせてアレンジすると、幅広く楽しみやすそうです。
この遊びを教えてくださった方より
守りも攻めもどちらも両方とも楽しくて、昼休みや放課後が待ち遠しかったです。元気に走り回っていた友だちの様子が今でも懐かしくよみがえります。
この遊びをご存じの方は、全国にどのくらいいらっしゃるでしょうか。 今の子どもたちは全く知らないかもしれませんね。この宝物のような遊びを、できれば後世の子どもたちに伝えていき、この遊びの楽しさを感じてもらえたら、とても嬉しいです。
(あそびを教えてくださった、まこと18さん、ありがとうございました!)
鬼ごっこ大募集!
他にもきっと、子どもたちが楽しんでいるいろいろな鬼ごっこがあるはず…
ということで、HoiClueでは、「こんな鬼ごっこもあるよ!」という鬼ごっこあそびを募集しています。
今回の“ろくむし”のように、HoiClueにて紹介させていただくかもしれません。
ぜひ、こちらから遊び方を詳しく教えてください!
お待ちしています〜!