「ちぎる」〜こどもの姿(興味・関心)から楽しむ〜
ちぎる
手を左右に広げるようにしてビリビリ割いたり、手を前後に動かして割いたり、指先をつかって、ちょっとずつちぎったり、紙を重ねてちぎってみたり。
主に手指を通して楽しむ「ちぎる」遊びは、ちぎる時の感触や音、ちぎることによって変化する形、ちぎる感覚の気持ちよさ、ちぎった後の素材の形など、いろいろなおもしろさに溢れています。
ダイナミックにビリビリと。
細ながーくビリビリと。
細かく細かく、ビリビリと。
素材やちぎり方によって、感じる感覚や楽しみ方もいろいろと広がりそうです。
素材として、楽しめそうなもの
・新聞紙
・チラシ
・折り紙
・花紙や和紙
・ティッシュ
「ちぎる」をより楽しみやすそうな環境
時間
ちぎられた素材で溢れるので、遊んだ後は散らかったり、片付けに時間がかかる可能性が。
それも見越して、余裕を持って遊べる時間を確保しておくことで、子どもたちの楽しい気持ちを制限せずに、のびのびと楽しめそうです。
場所
フワフワと舞いやすいので、飛んでいってほしくない場合はドアや窓を閉めておくと、気兼ねなく遊べます。
うちわなどを使ってみんなでちぎった素材を仰ぐと、ヒラヒラと舞って、「ちぎる」から広がる遊びが楽しめそう…!
遊び方に合わせて
ダイナミックにちぎることを楽しみたい(楽しんでいる)場合は、広い環境で気持ちよく。
素材による感覚の違いや、ちぎった後の形、ちぎりながら形を作ることを楽しみたい(楽しんでいる)場合は、じっくりと遊び込めるような環境を。
色々な素材や色を並べておくのも、魅力的。
◯ ほいくるが考えるポイント
「ちぎる」は、繰り返したくなったり、おもわずヒートアップしてしまう魅力を秘めているので、遊び始めた後で制限をかけること(たとえば、“散らかさないで”、“ぜんぶ使わないで”など)は難しいなぁと思います。
だからこそ、後から制限しなければいけなさそうなことには、「ダメ」と言わずに済む環境を予め作っておくと、気兼ねなく楽しめそうです。
例)
あんまり散らかしすぎてほしくない…
↓
散らかしても良い環境を作ってから遊びスタート!
「ちぎる」をおもいっきり楽しめそうな遊びアイデア
“ちぎる”から広がる世界〜動き(動作)を楽しむ遊びたち〜
細かくちぎったり、細長くちぎったり…いろんなの素材をちぎってみるのもおもしろい♪
“ちぎる”が楽しい時期にオススメのいろんな遊びをご紹介。
ビリビリおばけ〜ついつい夢中になっちゃう製作遊び〜
あれ?ビリビリ破いた紙が…なんとおばけになっちゃった!
作る過程から楽しめる!おもしろおばけの製作遊び。
新聞びりびり~おもいっきり楽しめる室内遊び~
遊ぶ環境を工夫することで、幅広い年齡で楽しめます。
やぶいて、投げて、集めて、使って…自由に楽しんじゃおう!