「担当制保育で子どもに寄り添う」ーグローバルキッズ西落合保育園(東京都 新宿区)/グローバルキッズたまプラーザ保育園(神奈川県 横浜市)
今回訪れたのは…
株式会社グローバルキッズが運営する、グローバルキッズ西落合保育園と、たまプラーザ保育園。
どちらの保育園も、高い天井に光が差し込む大きな窓、木材のあたたかみある床。
子どもたちの声がやさしく響く広い空間が広がっていました。
さて、今回は、会社という枠の中でもそれぞれに特徴の異なる保育の様子や背景について、色々とお話を聞いてきました。
まず訪れたのは、東京都新宿区にあるグローバルキッズ西落合保育園です。
保育のようす
スペース内のあそびの世界がぐんと広がりそうな手作り屋根!
クラスにおいてあった、手作りカメラ
こんなアイデア玩具も!
どのクラスにも、子どもたちの発達やようすに合わせた手作りの保育用具やおもちゃが溢れているのが印象的。
その、背景にある想いや、保育園全体で大切にしていることとは…?
園長の東先生にお話をお伺いしました!
グローバルキッズ西落合保育園 東園長先生
ーー園を見学させてもらって、保育環境に手作り感があるなぁと感じました。
手作りのおもちゃもたくさん見かけたのですが、この手作りおもちゃや保育用具は、いつ、どんな風にしてつくられているんですか?
子どもたちが成長していく中で、何が必要か?というのを、日々の保育を通して観察することを大切にしています。その中で必要だと感じたものを、先生たちそれぞれに形にしていきます。
製作する際に時間がかかるものもありますが、実際に作ったものをきっかけに子どもたちの世界が広がったり、遊び込んでいる姿を間近で見ているので、みんな日々の仕事の中で自然と作っていますね。
もちろん、職員自身が学んだり、そういった作業を取り入れやすい環境づくりも大切にしています。
ーーそんな西落合保育園で大切にされていることや特徴について、教えてください。
ハンガリーでの保育を参考に、子ども一人ひとりの生活リズムを大切に、丁寧に対応していく「担当制保育」を取り入れているところでしょうか。
大人自身が“おおらかさ”と“ゆとり”を持って、寄り添っていきたいと考えています。
(担当制保育は、グローバルキッズのいくつかの園で取り入れられていて、会社で研修が行われていたり、ハンガリーの保育に精通している方が巡回してくれるのだそう…!)
また、隣接している高齢者施設が今後開所した際には、ドア一つでお互いの施設に行き来ができる環境なので、お年寄りの方と子どもたちとの交流をたくさん楽しみたいと思っています。
ーーこれから実現していきたいことや、“夢”があれば教えてください。
地域の人のつながりを、この園を通して作っていくこと、ですかね。
園が充実することでできることってたくさんあると思うんです。まちと一緒に、一体化できたらいいなぁと思っています。
そしてそれを未来の子どもたちにもつなげていきたいですね。
次ページ▶
グローバルキッズの他の保育園のようすは?