保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

ノーズ~生きものについての興味が広がるあそび~

田所佳奈
掲載日:2013/07/10
ノーズ~生きものについての興味が広がるあそび~


いろんなヒントをきっかけに、生きものについて自然と学びを深めていくあそび。

子どもたちの興味をかきたてるような遊び方がおもしろい♪



あそびの環境

どこでも可 室内でも可

使うもの

・動物ヒントカード(ネイチャーゲームのグッズとして販売されていますが、幼児には少し難しいので、自分たちでヒントを考えてもOK)

※動物ヒントカードを使わない場合
 1つの動物に対して10個くらいのヒントを考え、こどもたちには見られないようにメモをしておく。

例)
1、わたしは音を立てずに飛ぶことができます。
2、わたしは丸くて大きな目を持っています。 
3、わたしは鋭い爪をもっていて、一度つかんだ獲物は二度と離しません。
4、わたしの大好物はネズミです。
5、わたしは主に木のほらを巣にします。
6、わたしは首が大変柔らかく、顔をさかさまにしたり、真後ろにしたりできます。

・ヒントは外見的な特徴だけでなく、住んでいる所や、食べ物、生まれ方など幅広い情報を織り混ぜましょう。

ちなみに例のヒントの答えは…フクロウでした♪


ねらい

・生きものについての関心をもつ。
・生きものを想像する楽しみを体験する。

あそび方

1、円形または半円になって座る。
みんなで円形に座っている写真

2、ルールの説明をする
1)ある生き物についてのヒントを1つずつ聞いて、その生きものが何かを一人で考える。周りの人と相談はしない。

2)わかったら、手をあげたり、「わかった!」というのではなく、静かに鼻に人差し指をあてて「わかりました」という合図をする。

子どもの写真

子どもの写真

子どもの写真

3)鼻に人差し指をあてたあと、その後のヒントを聞いて勘違いしたことに気づいたら、この合図をはずす。

3、生きのヒントを1つずつ出していく。

4、途中でわかった人が出ても最後までヒントを出し続ける。

5、最後までヒントをだし終わったら、全員で一斉に答えを言ってもらう。

6、ヒントを最初から振り返り、その生きものについての特徴を確認したり話し合ったりする。


ポイント!

・「鼻に指を当てる」という行為になかなか慣れないので、最初に練習をしてみてもいいかもしれませんね。

・ヒントを出す順番がとても大事です。大きな範囲のヒントから次第に、答えがわかるような小さな範囲のヒントに近づけていきましょう。