「人と違うって素晴らしい」チームラボキッズが創り出す、新しい世界〈前編〉
チームラボアイランド −学ぶ!未来の遊園地−
を主催するチームラボキッズの代表松本明耐さん。子どもたちが最先端のデジタル技術に触れ合いながら遊べる『チームラボアイランド −学ぶ!未来の遊園地−』(以下、未来の遊園地)とは…?
二児の父親でもある松本さんに、子どもの創造についてのお話や、ユニークなアトラクションに詰まった子どもたちへの想いなど、キッズカラー代表の雨宮がお話を聞いてきました。
『チームラボアイランド −学ぶ!未来の遊園地−』ってどんな場所?
『チームラボアイランド –学ぶ!未来の遊園地-』(以下、未来の遊園地)はどんなところなのか、魅力など改めて教えてください。
『チームラボアイランド –学ぶ!未来の遊園地-とにかく、子どもがデジタルによって純粋に「ワォ!」と感動できる場所だったらいいな。
そして、クリエイティビティとチームプレイを体験できる場所だということ。
一人じゃなくてみんなで体験するともっと楽しい!ということを気づいてもらえたらいいな…と思っています。
なるほど。では、大人にとっての『未来の遊園地』はどんな場所ですか?
う〜ん、大人も子どもも変わらないですよね。
むしろ大人も楽しんでほしいです。
大人になると、モノ作りって、なかなかしなくなったりするけど、ここではそういう素敵な体験を思い出してもらえたら嬉しいです。
私も『未来の遊園地』で久々にクレヨンで手が汚れる感覚を味わいました。
それに、どうやって描こう?とか何を描こう?とか考える時間、子どもの視点に還っている自分に気づきました。
子どもの視点に還ると、ものごとを見る感覚が変わりますよね。
『未来の遊園地』が生まれたきっかけは何ですか?
社員の子どもが生まれたり、大きくなってきて、週末一緒に遊びにいくところないよな〜って会話が多くなったんです。
デジタルの会社だから、子どもたちが一人でゲームアプリやったり、スマホで遊んだりしていることはもちろん知ってますし、その楽しさもわかるんですけど、それがすごく嫌だなとも感じていました。
一つの空間の中でみんなが全身で楽しめる場所を作れたらいいなと思ったのが始まりです。
「遊園地」と聞くといわゆるテーマパークのようなイメージもあると思うんですが、『未来の遊園地』はそういった既存の遊園地とどんなところが違いますか?
今まで遊園地ではどれだけ速いかとか、どれだけ大きいか、ということばかりを競い合い続けてきたと思うんです。
今の社会はそういうことよりも、それによって「体験がどうか?」ということを重要視するように変化していると思います。
確かにそうですね。
たとえば今は、美味いお茶よりも健康にいいお茶が流行っている。
ただ楽しいとか、ただ速いということじゃなく、体験するとどうなるか?という価値が大切になってきていると思うんです。
『未来の遊園地』に行くと友だちができたとか、美しいものに触れることができたとか、そういう体験ができるっていうことは魅力だと思っています。
「未来の遊園地」を作る上で大切にしてきたこと、ここは絶対外せない!というようなことはありましたか?
インスピレーションを受けてものを作る「クリエーション(創造)」とみんなでやった方が素敵だと感じられる「チームプレイ」です。