赤ちゃん向けエクササイズpart3
今回は、赤ちゃんの驚きの共感能力と赤ちゃん向けエクササイズpart3をお伝えします♪
驚くべき赤ちゃんの力
赤ちゃんは驚くことに、生まれつき他者の感情に「共感する力」を持っています。
赤ちゃんがたくさんいる場所で、一人の赤ちゃんが泣きだすと他の赤ちゃんも次々とつられて泣きはじめ泣き声大合唱になる、というような光景を見たことがあると思います。
ある実験でわかったこと
ある実験でこんなことがわかりました。
赤ちゃんに泣き声を録音したテープを聞かせたところ、自分の泣き声を聞いたときはそれほど反応しなかったそうですが、他の赤ちゃんの泣き声にはとても反応して自分まで泣きはじめたそうです。
すなわち、自分の泣き声と他の赤ちゃんの泣き声を聞き分ける力があり、もらい泣きをしているんですね。
また、相手の表情から感情を読み取る能力も備わっています。
こちらが笑顔で接すれば、赤ちゃんもニコニコ!
逆に怒りをあらわにしたり、無表情で接すると、不安や恐怖を与えてしまいます。
目で見た人の顔をコピーし、コピーした顔から相手の気持ちを身体で理解することができると言われています。
大切なこと
生まれつきこんなすごい能力を持った赤ちゃんですが、「共感力」は他者との関わりの中でさらに育っていきます。
まずは親や保育者が赤ちゃんの思いに寄り添って共感し、たくさんの笑顔で安心感や幸せを届けてあげましょう。
今月のマッサージ♪
今月も身体の柔軟性を高め、筋肉のバランスをとるエクササイズをやってみましょう。
※今回のエクササイズはお首のすわっていない赤ちゃんには行わないでください。お首がすわっていても、怖がってしまう赤ちゃんには無理をせず、ゆっくりと慣れさせてあげてください。
1、スイング運動
(1)赤ちゃんを膝の上に座らせ、両腕を赤ちゃんの腕(わき)の下に入れます。
(2)その姿勢のまま、赤ちゃんの足の裏を合わせて身体の方に引き寄せます。
(3)ゆっくり膝立ちになり、左右に赤ちゃんを5〜6回ゆっくり揺らしましょう。
★ここでポイント★
股関節を柔らかく開くイメージで行いましょう。
赤ちゃんの足の形(くの字)を崩さないように気をつけて、足の裏を合わせてください。
赤ちゃんの様子を見ながら、立って行っても構いません。
2、だるまさん運動
(1)イラストのように、片手で赤ちゃんの右手と右足、もう片手で左手と左足を持ちます。
(2)左右に赤ちゃんの身体を「ゆら〜ゆら〜」とゆっくり倒します。
★ここでポイント★
手と足を一緒に持てない場合は無理をしないでください(月齢で出来るようになっていきます)。
背中の緊張、コリをとっていきます。
身体の柔軟性を保ち、背筋と腹筋のバランスをとることができます。
「だるまさん」の歌を歌いながら、左右に揺らして、「あっぷーぷー」で赤ちゃんの目を見てアイコンタクトをとると楽しいですよ♪
保育現場でのポイント
・コミュニケーションがとれるキッズには、「足、触っていい?」「お腹のマッサージしていい?」など尋ねながら、子どもの意思を尊重してやってあげてください。
・直接お肌に触れられるのを嫌がったり、抵抗がある赤ちゃん&キッズにはお洋服の上からでも構いません。マッサージの効果は同じようにあります!
・楽しい雰囲気を作って、笑顔で声をかけながらやってあげてくださいね!
・まだ言葉が話せない赤ちゃんでも、始める前にはマッサージを始める合図を送ってあげましょう。
マッサージを始める前の合図はコチラ◎
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