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赤ちゃん向けエクササイズpart1

青木博美
更新日:2020/01/24 掲載日:2013/01/15
赤ちゃん向けエクササイズpart1


今回はハイハイや歩き出した赤ちゃんへマッサージを行うときのポイントと、赤ちゃん向けエクササイズをお伝えします♪



こんな時、どうする?

赤ちゃんがハイハイをしたり、歩き出したりすると、ゴロンと寝て行うマッサージは少しやりづらくなります。

動きたい気持ちの方が強くて仰向けやうつぶせになるのを嫌がり、なかなかマッサージを受けてくれないかもしれません。

動き始めた赤ちゃんへの関わり方

赤ちゃんが動き始め、なかなかマッサージを受けてくれない時。
そんなときは無理をしないでくださいね。
嫌がっているのを無理に仰向けになどにしようとして、赤ちゃんがマッサージを嫌いになってしまったら本末転倒です。

動く赤ちゃんに合せて一緒に移動しながらマッサージをしたり、歌や声かけをして興味をひき、遊びの延長のように触れ合いを楽しんでみてください。

たとえば、
ハイハイやヨチヨチ歩く赤ちゃんが逃げようとするのを、
「待て待て〜♪」と言いながら追っかけていき、
捕まえたらお膝に抱っこして、背中やお尻など出来る箇所だけをマッサージ!

全身のマッサージが出来なくても、赤ちゃんには触れられる嬉しさや楽しさが伝わるはずです。

赤ちゃんが眠いときや食後にまったりしているときなどに、抱っこしながら空いているほうの手で足をさすったり、お腹を撫でてあげたり…、そんな程度でも十分です。

また必ずマッサージを楽しめる時期がきます。
3歳ぐらいになり「ゴロンと寝てね」ということがわかり、寝てくれるようになれば赤ちゃんの時と同じやり方で全身を行うことができます!

それまでは赤ちゃんとの“心のつながり“を保つマッサージとして、出来るときに出来る箇所だけを続けていってください。

今月のマッサージ♪

通常のマッサージよりも、少し動きを取り入れたエクササイズをやってみましょう。

赤ちゃんの手や足を持ち、身体を動かす手助けをしてあげます。

筋肉の発達を促し、関節を柔軟にしていきましょう。

マッサージ同様、赤ちゃんへ声かけをしながら笑顔で行ってくださいね。

1、キック運動

キック運動


赤ちゃんの足首を持ち、片足をおなかに近づけるように曲げていき、ゆっくり伸ばします。

もう片方の足も同様に曲げて、伸ばします。

左右交互に繰り返します。

「1(いち〜)、2(に〜)」と声かけをしながらやってあげましょう。

2、両足キック運動

両足キック運動


赤ちゃんの両足首を持ち、お膝をゆっくりお腹のあたりに寄せていきます。

両足キック運動


赤ちゃんの両足を元に戻します。

足を曲げるときに「ぐ〜」、伸ばすときに「のびのび〜」と声かけをしながらやってあげましょう。

★ここでポイント★
股関節を開くようにゆっくり曲げていきましょう。
足を戻すときは無理にひっぱらず、赤ちゃんの足の形(くの字)を崩さないように気をつけて行います。
股関節が柔らかく開くことでお座りの安定やバランス感覚を養います。
お腹にも刺激を与えるので消化や排泄を助け、便秘にも効果があります。
赤ちゃんの様子を見ながらそれぞれ3〜5回繰り返します。


保育現場でのポイント


・コミュニケーションがとれるキッズには、「足、触っていい?」「お腹のマッサージしていい?」など尋ねながら、子どもの意思を尊重してやってあげてください。

・直接お肌に触れられるのを嫌がったり、抵抗がある赤ちゃん&キッズにはお洋服の上からでも構いません。マッサージの効果は同じようにあります!

・楽しい雰囲気を作って、笑顔で声をかけながらやってあげてくださいね!

・まだ言葉が話せない赤ちゃんでも、始める前にはマッサージを始める合図を送ってあげましょう。

マッサージを始める前の合図はコチラ◎

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