保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

「地球や世界を感じる体験を」ーピースボート子どもの家(地球一周中の船)

ほいくる編集部
掲載日:2015/02/21

先生にとって「保育」とは?


私は元々、世界平和に強い関心があり、東南アジアの難民キャンプで救援活動をしていました。
しかし物資支援をすればするほど、それを求めて難民が増え、海外援助に依存が高まる状況を見て、自分の活動に疑問を感じたんです。

そんな時、カンボジア難民キャンプ内の保育園で「平和は子どもから始まる」と教えてくれた人がいました。

子どもは生れ落ちた時代や場所に関わらず、誰しも真っ白で、偏見のない心を持っています。
そんな平和の種を持っている子どもたちに関わる「保育」という仕事は、平和に一番近い仕事だと気づいたんです。
そして、子どもの自立に注力しているモンテッソーリ教育は、私の考えとぴったり一致しました。

難民支援も保育も対象者の自立をサポートする、という点で非常に似ている活動です。

保育士は子どもが好き、だけじゃだめ。
子どもたちが自分の意思を持って行動できるよう、成長を助ける黒子的な心構えで接する事がとても大切だと思います。


最後に…「夢」を聞かせてください


子どもへの過小評価や思い込みを捨て、新鮮な観察力を持って子どもに接する大人を増やすことです。
今の日本は心が戦争状態の子どもが多いですね…。
未来の世界を創っていく子どもだからこそ、少しでもそういう子どもを減らしていけたらいいなと思います。

様々な国を巡り、船上で過ごす3か月間は普段の生活とは180度違う世界なんですね。
貴重なお話をたくさんお伺いすることができました!

ピースボート・子どもの家のみなさん、ありがとうございました!
どんな活動なのか関心を持たれた方は、こちらのリンク先をご覧くださいね。


ピースボート 子どもの家
担当 森
http://pbkodomonoie.jp/

お問い合せはこちら
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(2015年春には、親子での船旅をお試し体験できる短いプログラムも開催予定です。親子向けのアクティビティも行いますので、詳しくは下記ブログをご覧ください。)
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楽しそうな子どもたちの写真