【絵本×あそび】自分ってなんだろう?〜絵本/ぼくのニセモノをつくるには〜
いやなことをやらせるためにニセモノロボを作ることにしたぼく。
そのためにぼくは考える。「ぼく」って「自分らしさ」ってなんだろう??
軽快なものがたりとユーモアあふれるイラストで楽しくアイデンティティーを探っていく一冊。
あそびの元となった絵本のタイトル
作:ヨシタケシンスケ
絵:ヨシタケシンスケ
出版社: ブロンズ新社
出版社からの内容紹介
けんたくんは、やりたくないことをやらせるために、おてつだいロボを買いました。ロボは完璧なニセモノになるために、けんたくんのことをあれこれ知りたがります。「自分らしさって?」、「人からどう思われてる?」考えれば考えるほど、複雑でややこしい。だけど、なんだかちょっとたのしくなってきて......
どんな絵本?
・ぼくってなんだろう?自分らしさとはなにかを追求していく男の子の絵本。
・いい「ぼく」もわるい「ぼく」も、できることもできないことも、頭の中にある秘密にまで向き合っていく姿は、大人の「自分探し」にも当てはまる!?
・自分の存在を考えるなかで、家族や友だち、まわりの人たちの存在についても考えるきっかけになりそう。
・絵や表現が漫画のようでおもしろい!子どもたちと笑いながら、「じぶん」について考えらそうな絵本。
絵本からの発展あそび
<その1>絵本のながれにそって、実際に子どもたちと一緒に「じぶん」について考え、カードなどに書き出し、お互いに自己紹介しあってみよう。
すきなこと きらいなこと
できること できないこと
家族のこと(どんなつながりで今の自分がいるのかな?)など
案が出たらどんどん書きだして、自己紹介カードをつくってみよう。
<その2>自分だけの「じぶんの木」を描いてみよう。
主人公「ぼく」のおばあちゃんのセリフ、「にんげんはひとりひとりかたちのちがう 木のようなもの」。
一体自分はどんな木だろう?
キラキラしていたり、小鳥がたくさんとまっていたり、枝がぐるぐるしていたり…
想像して絵に描いてみよう。
ポイント!
・文章量の多い絵本なので、読んだ後にみんなで感想を言い合うことで、より本の内容の深く理解でき、発展あそびへ自然と繋がる環境がつくれそう。
・あまり難しく考えすぎずに思いついたこと、感じたことをポンポン話しあったり書きだしてみよう。
・なかなか思い浮かばず難しいこともあるかもしれないので、友だち同士でお互いのことを伝え合ったり、大人が例を出したりしながら考える時間も楽しみたい。
・自分だけでなく、家族や友達を紹介する他己紹介カードをつくってみても面白そう♪
・「じぶんの木」は絵に描くだけでなく、実際に木の枝などを使ってつくってみるのも楽しそう!