「子どもを呼んでいる木」(神奈川県横浜市ーよこはま・もあな保育園)
ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。
子どもを呼んでいる木
自然の中で遊ぶ上で切り離せない、樹木との関わり。虫がいて、木陰を作って、様々な役割を果たしていますが、その中に「木の方から子どもを呼んでくれているなあ」と感じる木があります。
ちょうどいい高さでつい足をかけたなる枝葉が伸びる木。わあっと木のかけよる子どもたちの後ろ姿を見ていると、木も子どもたちに「一緒に遊ぼう!」と言っているように見えてきます。
木登りだけではありません。最近3歳児クラスではロープを使ったブランコがブーム。枝が細かったり複雑に絡み合ったりしている木にロープを付けることはできません。幹に対して垂直に太い枝が伸びている木を見ると「ここで遊びなよ!」と木が語り掛けてくれているような気さえしてきます。
ジャングルジムや既成のブランコに比べると木登りやロープのブランコは難しい遊びではありますが、同じ命があるもの同士、声はないけれど心を通わせて遊べる幸せを森の中では感じることができます。

(ゆっぴ)
テーマ:自然と暮らし
よこはま・もあな保育園