保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

見る、触れる、感じる、伝える(東京都豊島区ーこどもの王国保育園西池袋園)

こどもの王国保育園
掲載日:2025/05/20
見る、触れる、感じる、伝える(東京都豊島区ーこどもの王国保育園西池袋園)

ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。

見る、触れる、感じる、伝える

自然豊かな森のような公園での出来事です。その日は、画用紙や模造紙、色鉛筆、テープなどを使い、自由に楽しむことを目的に、保育室を飛び出して公園のテーブルで遊びました。

いつもと異なる環境に、子どもたちはワクワクしながら落ち葉や木の実、枝を見つけては、それらを貼り付けたり、写し絵をしたり、何かの形に見立てたりして、じっくりと自然物を観察しました。時には、その気づきをお互いに伝え合うおしゃべりを交えながら、楽しんで自由に活動している姿が印象的でした。

その様子からは、楽しみながら五感を使い、自分自身の感じたことや、周りの人、環境と向き合いながら、多くの気づきを得ている様子が伝わってきました。たくさんの自然物に触れることで観察力が高まり、探究心が育まれていることも感じられます。実際、この体験や何気ない会話を通じて、子どもたちは「なんだろう」「知りたいな」といった好奇心を抱き、さまざまなことに積極的に関わる意欲を見せました。園に戻った後も、押し葉を作ったり、公園で出会った鳥や植物を調べたりする姿が見られました。

このような様子を見て、「教わるのではなく、自分で興味を持ち、じっくりと見ること、観察すること。そしてその気づきを伝え合う体験」がいかに大切なことなのかを、改めて実感しました。

(西池袋園探究者チーム 梅沢)

テーマ:園庭

その他の環境や一場面