がんばりカード（東京都豊島区ーこどもの王国保育園西池袋園）

ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場（空間）”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。

がんばりカード

3.4.5歳児の異年齢クラス。
子どもたちが意欲的に食べられるように、そして自身の食べられる量を知って欲しいという思いもあり、バイキング形式で配膳を行っています。
しかし、夏頃になっても「食べきれなかった……」、苦手な野菜だけは残ってしまう、そんな姿が見られていました。どうしたら、食べる意欲が湧いてくるか、自分の食べられる量を調整していけるようになるのかなど、改めて担任間で考えました。そして、給食での目標を子どもと一緒に考え、｢目標が達成できたらシールを貼ることをしてみよう！｣と始めたのが『がんばりカード』です。
「よそった野菜は食べる」「食べ残しをしない」など、個々に目標を決めました。自分が決めた目標ということもあり、意欲的に取り組む姿が見られ、残飯が減りました。

給食だけでなく「着脱」「手洗い」など、月ごとに生活場面の目標を決め、この取組みを続けています。
始めた頃は「シールを貼るためにがんばる！」といった姿が中心に見られていましたが、続けていくとその月の目標が終わっても、子どもたちは目標にしていたことを意識し、次月を迎えるときには「次はあいさつとかどう？」と前向きに取り組むようになりました！

（西池袋園　探究者チーム　杉田）

テーマ：食事環境