保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

獲って食べて味わう(神奈川県逗子市ーうみのこ)

認可外保育施設うみのこ
掲載日:2025/05/08
獲って食べて味わう(神奈川県逗子市ーうみのこ)

ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。

獲って食べて味わう

2月〜4月頃、浜近くにわかめが漂い始めます。
「わかめ獲れたー!」
自分から春先の冷たい海に入り、わかめを掴もうとする子どもたち。

波にゆられるとはじめはうまく掴むことができない。
だからこそバランスを崩さないようにしながら自分の手で掴んだ瞬間ほど、誇らしいものはないと思う。

「おもたい!」「めかぶ、ぬるぬるしてる、、、(形を確かめるように触る)」
自分が獲ったものには興味が湧く。

収穫したわかめをみんなでいただく。
熱湯に入れるとみるみる色が変わる様子に「みどりになってきた〜!!」と大興奮。
獲りたてのわかめの少し塩味のきいた味ほどおいしいものはない。

「うまー!!!」「おいしー!!!」「もっとちょーだい!!」
わかめがどこからきてどう調理して自分の口に運ばれるかを自然の中で知る。
暮らしの中で繋がりを知ることはその子の生きる力に繋がっていく。

(木下桃歌)

テーマ:食事環境