おうちの形の紙に描こう!〜美育文化ポケット『おすすめぞうけい』より〜#02

今回紹介するのは、こどもたちの「何を描こうかな?」という意識に「おうち」というきっかけが加わり、発想や遊びが生まれ始める遊び「おうちの形の紙に描こう!」です。
形はあくまでもきっかけなので、立派な家の絵を描くことが目的ではありません。
自分の好きなものを描いたら「◯◯のおうち」と言えてしまう自由なおえかきの活動です!
(※おすすめぞうけいは、2025年4月時点で100以上あります)
おすすめの活動年齢(めやす)
3歳児
素材・道具
- 画用紙B4
- 色画用紙B4
- クレヨン、絵の具セットなど
- 鉛筆(保育者用)
事前準備
色画用紙を、画用紙に合うように三角に切っておく。
絵の具を出す場合は、薄め(絵の具1に対して水を3〜5倍くらい)に溶いた絵の具セットを6色ほど作る。
導入
1「いつもの四角い画用紙じゃなくて、今日はこんな三角の紙がついてるんだ!」と三角のお屋根をつけてみせる。
2「どんなおうちにしようかな?」とイメージを膨らませながら描いてみせる。
3「みんなもステキなおうちにしよう!」
配慮
屋根の色は何色か用意して、自分で選ばせてから、画用紙に付けてあげるとよい。
できあがったらお話を聞いてあげて、あいてるスペースに鉛筆で小さく書く。
いろいろなおうち
三角形に切った紙がついているだけでまるで「おうち」みたい!みんないろいろな思いを巡らせておえかきをします。
「シマシマのおうち!」「二階建て!」
「おばけやしき」「怪獣のお家」
「ママとわたしがいるの!」
こどもたちの「何を描こうかな?」という意識に、「おうち」というきっかけが加わり、発想や遊びが生まれ始めます。
形はあくまでもきっかけなので、立派な家の絵を描くことが目的ではありません。自分の好きなものを描いたら「◯◯のおうち」と言えてしまう自由なおえかきの活動です!
材料や用具は、おうちの大きさに応じて柔軟に考えてください。小さいおうちならばペンやクレヨン、大きいおうちなら絵の具でもよいし、色紙を切って貼るなどしても楽しい活動になります。
こどもたちのたくさんの思いが詰まった「おうち」を一緒に楽しめたら素敵ですね。
もっと知りたい方へ
今回の活動は、造形・美術教育雑誌 『美育文化ポケット』4号よりご紹介しました。
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