春の草花をプリントして、イースターエッグを作ってみよう〜素材/たまご〜

草花の形がきれいにプリントされている様子に、思わず見入ってしまいます!
使う素材は…「たまご」です。
エピソード
イースターとは、キリスト教の祝日である「復活祭」。イエス・キリストの復活を祝う日です。その日付は毎年変動し「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められていて、2025年は4月20日がイースターにあたるそうです。
クリスマスやハロウィンと比べると、まだ馴染みのないイベントですが、アミューズメントパークや商業施設のイベントなどで、見かけることが増えてきました。
イースターといえば、カラフルに色づけられたり、可愛い模様がプリントされた「たまご」。
今回は身近にある材料を使い、春の植物の形をプリントして、素朴でかわいいイースターエッグを作る方法をご紹介します。
材料
- 小麦粉
(でんぷんのり作りに使用しますが、コーンスターチか片栗粉でも代用できます) - 水
- プリントしたい草花
- たまご
- 紅茶
※卵アレルギーや小麦アレルギーのお子さんがいないか必ずご確認ください。
使うもの
- 木綿の布(約20cm×20cmにカットしたもの・たまごの数分用意する)
- 凧糸
- 鍋
※火を使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。
作り方
でんぷんのりを作る
1. まず、でんぷんのりを作ります。小麦粉小さじ1に、水小さじ2を加え、よく混ぜたら、レンジで600w・10秒温めます。
2. 温めたらよく混ぜ、もう一度レンジで600w・10秒温めます。
3. この状態で混ぜると、最初サラサラだった小麦粉水が、もっちりとした状態になっています。これで、でんぷんのりが出来上がりました。
草花を卵に貼る
4. 次に、子どもたちと園庭や野原で、春の草花を摘みに行きましょう。
私は、たんぽぽ・かたばみ・ふき・カラスノエンドウ・菜の花を摘んできました。
5. 摘んできた草花の片面に、指ででんぷんのりを塗ります。少し細かい作業ですが、大人より子どもたちの小さな指の方が、塗りやすいかもしれません。
6. でんぷんのりを塗った面をたまごにつけると、ペタッとくっつきます!
7. 全ての草花を、たまごにくっつけました。
8. 草花が取れないように、布で包みます。
たまごに沿うように包んだら凧糸で結び、布がピンと張るよう、引っ張ります。
9. 全て包み終わりました。
紅茶で煮込んで色付けする
10. 紅茶を濃いめに煮出し、沸騰したらたまごを入れ、弱火で20分ほど煮ます。紅茶にたまごがひたひたに浸るよう、水分を調整してください。
11. 茹で上がったら、ザルなどにあげ、冷まします。
12. 冷めたら凧糸を切り、布を外してみましょう。草花は簡単に剥がれるので、子どもたちにそっと外してもらってください。ふきを外してみると…
13. ふきの形が、きれいにプリントできていました!
14. 他の草花も外してみました。可愛らしいイースターエッグの出来上がりです。
今回ご紹介したイースターエッグは中身が入っているので、長期間飾ったり、たまごを隠して見つける「エッグハント」をしたりするのは衛生的に難しいかもしれませんが、作ること自体や、少しの間飾ったり持ち帰ったりして楽しめたらと思います。
ポイント
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たまごの使用を検討する際には、鶏卵アレルギーのお子さんがクラスや学年にいないかなど園で必ずご検討ください。
アレルギーについて、詳しくは[食物アレルギーの子どものための食事の基礎知識/独立行政法人 環境再生保全機構][鶏卵アレルギーについて/食物アレルギー研究会][小麦アレルギー/食物アレルギー研究会]をご覧ください。 -
紅茶で茹でた卵は、食べることができます。食べる場合、プリントする草花は、毒性が無いものか注意して選んでください。
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殻を長く飾りたい場合は、たまごの上下に針などで小さな穴を開け、黄身と白身をかき混ぜ、中身をかき出した後、殻の中を水で洗浄してから、殻だけ使うと良いでしょう。