じゃがいもを育ててみた!植え付け編〜素材/じゃがいも〜

じゃがいもは、ほとんど手間がかからず、気軽に育てることのできる野菜です。
今年は子どもたちと、収穫を楽しんでみませんか?収穫までの様子を、レポートしていきます。
使う素材は…「じゃがいも」です。
エピソード
娘の通っていた園では、毎年畑にじゃがいもを植えて、子どもたちにじゃがいも掘りをさせてくれました。
子どもたちはじゃがいも掘りが大好き!目をキラキラさせながら、土の中から「あったー!」とじゃがいもを見つける様子は、まるで宝探しのようです。
娘が園を卒業してからも、私はその時の保護者数人と、近所に小さな畑を借りて、毎年じゃがいもを育てています。
植えた後、収穫までのお世話は余分な芽を取り除く「芽かき」くらい。手間がかからないのも、じゃがいも栽培の良いところです。(プランター栽培の場合は、芽が出るまでの間は地表面が乾いたら水やりを行います。)
じゃがいもは、3月~4月中旬までに植えるのがおすすめ。
今年は、植えたじゃがいもが育っていくまでの様子をレポートしていきます。
材料
じゃがいもの親イモ(ホームセンターやインターネットで購入できます)
使うもの
- じゃがいもを植えるスペース(畑やプランターなど)
- ナイフ
- ブルーシート
- 軍手
- 黒マルチシート
- 堆肥・肥料(または培養土)
プランターで行う場合
- プランター(必要な数)
- 鉢底石
※ナイフや小刀を使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。
土作りをしよう
畑に植える場合
植え付けの一週間前に、堆肥・肥料をよく混ぜておきます。1㎡あたり堆肥2~3kgと肥料を100g程度、が目安です。
プランターに植える場合
ブルーシート等に土を出し、石や根・幼虫を子どもたちと取り除きましょう。その土を1週間ほど天日干しします。
天日干しが済んだら、プランターの底に鉢底石を入れ、土には10ℓあたり20gの肥料を混ぜ込み、プランターに戻します。
簡単に済ませたい場合は、すでに堆肥等が配合された、じゃがいも用の培養土を使うと良いでしょう。
種芋を植えてみよう
1. 種芋は、芽が出た食用のじゃがいもを使っても良いですが、ホームセンターやインターネットなどに売っている種芋を使うと、確実に芽が出やすいそうです。芽が出ていない場合は、日光に2-3週間当て、芽出しをしましょう。夜間は温度が下がるため、室内にしまいます。
2. 芽が出たら、植え付けの準備をします。40gくらいの小さな種芋はそのまま植えます。
大きな種芋は40gくらいの大きさに切り分けて、一晩表面を乾かします。
切り分けるときは、芽の数がそれぞれ均等になるようにするのがポイントです。
3. 乾いたら種芋を植えます。植え付けは、ぜひ子どもたちにしてもらいましょう。
ソラニンなどの毒素が気になる場合は、大人が植えるところを見てもらってもいいでしょう。
土を10cm程掘り、切り口を下にして植えます。
じゃがいもの芽は、面白い形をしています。毒があるので、口に入れてはいけないことをよく伝えてから、子どもたちと形や色を観察してみましょう。
4. 土を被せたら植え付け完了です!大きなじゃがいもができるかな!?楽しみです!
次回は芽かきの様子をお伝えする予定です。

私はいつも、農薬や肥料を使わない自然農法を実践しています。
園では難しい部分もあるかもしれませんが、今回は参考までに自然農法の土作りについてご紹介します。
自然農法の土作り
1. 土を40cm程盛った畝を作ります。そこに枯れ草を5cm程の厚みになるように載せ、更に枯れ草を覆うように土を被せ、全体に水を撒いて湿らせます。写真は、枯れ草を載せた状態です。
2. 「1」に黒マルチシートを被せ、シートが飛ばないよう重石をし、2ヶ月置いておくと、中の枯れ草が分解され、作物が育ちやすい土ができます。(12-2月の寒い時期は分解が進まないため、カウントしません。)去年はこのやり方で、大きなじゃがいもが沢山できました。
畑を作るスペースがない場合は、深いプランターで同様に土づくりをすることができます。手軽に始めたい場合は、プランターに培養土を入れて、または培養土の袋でそのまま栽培することもできます。袋で栽培する場合は、水はけのため袋に穴を開けてからじゃがいもを植えてください。
ポイント
じゃがいもの芽には、ソラニンやチャコニンなどの天然毒素が含まれているため、子どもたちが口にしないよう、十分注意してください。また、子どもたちが植え付けをするときは、軍手を着用すると良いでしょう。
参考資料:
・土作りについて詳しくは[初心者向け!ジャガイモの栽培方法・育て方のコツ/サカタのタネ]をご覧ください。
・じゃがいもの食中毒について詳しくは[ジャガイモによる食中毒を予防するために/農林水産省]をご覧ください。