パリパリ米粉のお煎餅作りと、ボコボコ蒸発の観察〜素材/米粉・水〜
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そんな蒸発の様子を子どもたちが楽しく観察できる、実験あそびとおやつ作りをご紹介します。
使う素材は…「米粉・水」です。
エピソード
先日、小学生の娘が「何かお手伝いする!」と言ってくれたので、フライパンを洗ってもらうことにしました。
我が家のフライパンは鉄フライパン。洗う時は、水とたわしで汚れを落としてから、火にかけて水気を蒸発させます。
娘は、火にかけたフライパンを見つめて…
「わー!水がブツブツして消えるの、面白い!もっとやっていい?」と、きれいになったフライパンに水を垂らして、観察を楽しみ始めました。
思い返せば、現在中学生の息子も、こういった観察が好きだったなぁ。
私には当たり前の、毎日の家事の光景でしたが、一緒に見てみると確かに面白く、新鮮な驚きがありました。
今回はそんな出来事から、小さな子どもたちも安全に蒸発の観察ができる、ホットプレートを使った実験と、蒸発を利用したパリパリのお煎餅作りを考えてみました。
材料
(米粉のお煎餅の素 6枚分)
- 米粉 30g
- 水 60ml
- 顆粒だしの素 ひとつまみ
- 醤油
使うもの
- ホットプレート
- ボウル
- 大さじの軽量スプーン
- フライ返し
- 菜箸
- お皿
※子どもが熱いプレートの面を触らないよう、大人がいる場所で見守りながら実験してください。
水が蒸発するのを見てみよう
スプーン一杯ほどの水を、ホットプレートの上に垂らします。
ホットプレートを熱します。250度に設定しました。
湯気が顔や手の皮膚に直接当たらないよう、少し離れて観察しましょう。
水が熱せられて、蒸発する様子を観察してみましょう。水はどうなるでしょう?
だんだん、水の中にぷつぷつと小さな気泡ができます。
気泡はだんだん全体に広がって、湯気も出てきました。ジワジワジワ、と小さな音もします。
更に大きく、ボコボコと沸いています。音もジュー!と大きくなってきました。
少しずつ水が少なくなっていきます。
更に少なくなって…
ジュッと音がして
水がなくなりました!子どもたちにとって、この変化がとても面白いようです。
「蒸発」という単語はまだ難しいかもしれないので、子どもたちの姿にあわせて、不思議さを楽しんだり、水は熱くなると少しずつ空気の中に隠れて見えなくなることを伝えたり、理由が気になるようすだったら図鑑などで自分たちで調べられる環境を用意したりしても良いかもしれません。
せんべいを作ってみよう
1. 次に、米粉のお煎餅を作ります。
お煎餅の素をあらかじめ、混ぜておきます。
2. 200度に熱したホットプレートに、大さじ1杯ずつ、お煎餅の素を垂らします。
どのように変化していくかな?
3. 水分が蒸発したことにより、お煎餅が膨らみます!
4. もっと蒸発して、水分が無くなり、ひび割れます。そうなったら裏返してみましょう。
5. 1枚裏返してみて、表面がきつね色に焼けていたら、他のお煎餅も裏返します。
6. 数分経って、下になっている面に少し焼き色がついたら、もう一度裏返します。
7. 醤油を全体に回しかけます。
8. 醤油がジューっと鳴り、ボコボコと沸いて、蒸発している様子がよく観察できます。香ばしい、いい香りもしますね!
9. 醤油が焦げないうちに、一度裏返して、表裏に味をつけてから、お皿に引き上げます。
10. 温かいうちにいただきましょう。パリッパリの美味しいお煎餅の出来上がりです!
蒸発の様子を観察しながら、美味しいおやつができました。
ポイント
米粉の代わりに小麦粉を使っても、美味しいおやつができます。