すべての保育室にある段差(東京都世田谷区ー風の丘めぐみ保育園)
ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。
すべての保育室にある段差
風の丘の全保育室には段差があります。はねぐみ(0歳児)も例外ではありません。入園当初は段差があることで、低月齢の子、高月齢の子と空間がさりげなく分かれていました。
ずり這いの時は段の上に手をついて身体をグッと持ち上げると違う世界が広がっており、視界が変わったことで上りたいという気持ちが出てきます。そして、ハイハイができるようになる頃には自分で上っていきます。下りる時も初めは手を伸ばして下の床をトントンと触り位置を確認して下りていきます。
安全面には十分配慮しながらではありますが、子どもたちが自分で上れる・下りられる高さを知り、日常の中で身体の使い方を学んでいます。
(浅野)
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