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飛んでいるみたい!パタパタ羽ばたく鳥の仕掛けモビール〜素材/ダンボール〜

吉田麻理子
掲載日:2024/11/13
飛んでいるみたい!パタパタ羽ばたく鳥の仕掛けモビール〜素材/ダンボール〜
パタパタ羽ばたく鳥のモビールを作ってみましょう。
仕掛けを引っ張ると羽ばたく姿に、「本当に飛んでいるみたい!」と、子どもたちの歓声が聞こえてきそうです。

使う素材は…「ダンボール」です。

エピソード

我が家の庭にはスズメやシジュウカラなど、たくさんの小鳥たちが集まってきます。
小鳥が虫や植物の実などを探して食べたり、遊んだりケンカしている様子をいつも家の中から観察しています。

そんな可愛い小鳥たちの様子が、おうちの中にもいてくれたらいいなと思い、身近な材料で作るパタパタ羽ばたくモビールを考えてみました。
羽を上下させて羽ばたく様子に、子どもたちも歓声を上げてくれるはず。きっと子どもたちの、宝物になると思います。

長さを測ったりバランスを取ったりする工程があるので、大人が下準備をしたり、親子で作ったり、色塗りやテープを貼るところを子どもが作業するなど分担したりして、工夫しながら作るのがおすすめです。

材料

(今回作った大きさ)

  • 短冊A コピー用紙を15cm×4cmにカットしたもの
  • 短冊B コピー用紙を12cm×5cmにカットしたもの
  • ダンボール
  • ストロー
  • 30cmの糸 2本(中心と、端から1cmのところに、油性ペンで印をつける)
  • 40cmの糸 1本
  • 10cmの糸 1本
  • おはじき 2個


使うもの

  • 鉛筆
  • カッター
  • 画材(絵の具やクレヨン・カラーペンなど)
  • テープ(セロハンテープやマスキングテープ)
  • 油性ペン


作り方

1.  まず、鳥の胴体と翼の型紙を作ります。
短冊Aの端から端までを使って、鉛筆で鳥の本体(頭・胴体・尾)を描きます。
短冊Bに、鳥の翼を描きます。こちらも短冊の端から端までを使います。翼の付け根は、短冊の左辺(5cm)をそのまま使います。

ここで、身近にいる鳥を作りたい場合は、図鑑を見ながら描いてみると良いでしょう。子どもたちと図鑑を見て、鳥の頭の形、尻尾の長さ、色などじっくり観察して特徴を話しながら書くのも良さそうです。

2.  「1」を切り抜き、ダンボールに写し取ります。
翼は一度描いたら、型紙を裏返してもう一度写し取ります。

3.  「2」をカッターで切り抜きます。
鳥の本体と、翼が2枚できました。

4.  「3」に色を塗ります。ここでも、図鑑を見ながら塗るのもおすすめです。もちろん、実際の鳥に捉われず、好きな色を塗っても、可愛い鳥が出来上がります。色を塗ると、まるで本物の鳥のようになり、ワクワクしてきます。

5.  色を塗り終わりました。私は我が家の庭によく遊びにくる、ヤマガラを図鑑で調べて色を塗ってみました。

6.  翼の表側、付け根から5cm離れたところに、左右から1cm測り、印をつけます。

7.  翼の裏面の根本にテープを貼り、本体とくっつけます。

8.  裏側から見た様子です。翼は、左右対称になるように貼りましょう。

9.  吊るし棒を作ります。紙製ストローの中心に、油性ペンで印をつけます。中心から左右に5cm離れたところにも、それぞれ印をつけます。

10.  40cmの糸の端を、ストローの中心の印に結び、テープで固定します。
30cmの糸の中心の印と、ストローの中心から5cm離れた印を合わせ、テープで固定します。

11.  30cmの糸の、端から1cmの印と、「6」で鳥の翼につけた印を合わせてテープで留めます。

12.  ストローの中心につけた糸を持って、そっと持ち上げます。鳥のバランスが取れていたらOK!
もし左右どちらかに傾いていたら、翼の糸を貼る場所をずらしてみてください。

13.  両方の翼の表の先端に、おはじきをテープで貼ります。左右が同じくらいの傾きになるよう、場所を調節してください。

14.  最後に、ひっぱり糸をつけます。
鳥のお腹の真ん中あたりに、10cmの糸の先端をテープで貼り付けます。反対側の端に、3cmくらいにカットしたダンボールで、取手をつけるとひっぱりやすいです。ヤマガラの好物の、ひまわりの種の形にしてみました。


遊び方

いよいよ羽ばたかせてみましょう!
モビールを吊るして、ひっぱり糸を優しく下に引きます。

すると、鳥の羽が開きます!

引っ張り糸を少し上に戻すと、羽が閉じます。
このように、ひっぱり糸を引いて戻してを繰り返すと、鳥がパタパタと羽ばたきます!まるで生きているように見えます。

ひっぱり糸を上下してから手を離すと、何度か自分の力で羽ばたき、その後止まります。
制作後、お部屋に飾ってもとても可愛く、思わず羽ばたかせたくなります。


ポイント

  • 絵の具で色を塗る場合は乾かす時間が必要になるため、工程「5」までと、それ以降を分けて制作すると良いでしょう。

  • 1日で全ての制作を終える場合は、カラーペンやクレヨンなど、乾かす時間が必要のない画材を使うと良いでしょう。

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