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台風一過の浜辺で、ビーチコーミングをしてみたら

吉田麻理子
掲載日:2024/09/18
台風一過の浜辺で、ビーチコーミングをしてみたら
様々な物が打ち上げられている、台風一過の浜辺で、ビーチコーミングをしてみました。
一体どんなものが、見つかるのでしょうか?

エピソード

ビーチコーミングとは、浜辺に打ち上げられた漂着物を拾い集めたり、観察したりする活動のことです。

我が家の近くの海にも様々な貝や人工物が打ち上がるのですが、台風の後はいつもは見られない、海外のものや、珍しいものが打ち上がっています。

夏の終わりの台風から数日後、友人と浜辺の様子を見に行ってみました。
どんなものが見つかるかな!?

出発前の準備

  • 服装
    浜辺には様々な物が打ち上げられており、中には尖った物もあるため、スニーカーなど底のしっかりした靴を履きましょう。夏は帽子を忘れずに。
  • 入れ物
    見つけたものを持って帰る場合は入れ物を持っていきましょう。流木などを入れるには、大きなビニール袋があると良いでしょう。貝や甲殻類の殻は、強くぶつかりあうと割れてしまうため、プラスチックケースやタッパーなどに入れると良いでしょう。ティッシュでクッションを敷けば、さらに安心です。
  • つかむ物
    裏側を見てみたいけれど、直接触るのを躊躇してしまうようなものも、打ち上げられているかもしれません。トングや先の丸いピンセットを持っていく、軍手をしていく、など、指先を保護する物があると更に良いですね。


観察のようす

細かい木屑が溜まっているところには、色々な小さな物が打ち上げられています。近くにしゃがんで、よく見てみましょう。

ピンク色の桜貝がありました!

小さな鳥の頭骨もありました。きれいに形が残っています。

友人はムラサキウニの殻を見つけました!

ぐにゃぐにゃ不思議な形のもの。これはオオヘビガイの殻です。

オレンジ色の、ボウシュウボラの貝殻です。

色々なサイズの、キンセンガニの殻を見つけました。

少し砂浜を移動してみます。こちらのエリアは、大きい物や人工物が多く流れ着いています。台風の後は、外国の物や、海底に堆積していたものが流れ着いていて、面白いですよ!

まずはこちら。外国のペットボトルです。調べてみたら、中国のものでした!海を渡ってきたのでしょうか。

直径60cmほどの大きなブイ。白いエボシガイがくっついています。

不思議な形の流木もあります。

すごい数のフジツボ!

ヤシの実もありました。どこから来たのかな?

昭和の香りのキャラクターが描かれているサンダル。「仮面ライダースーパー1」と書いてあります。検索してみると、1980年に放送されていたアニメとのこと!40年ほど前のサンダルが、こんなキレイな状態で海底にあったとは、驚きです。

こちらも昭和の香りの、野菜ジュースの缶。調べてみると、1970年のデザインとのこと!先程のサンダルより更に古いもののようです。

持ち帰ったものは、キレイに洗って乾かしましょう。並べて飾ってみたり、箱に入れて宝物にして、見つけたものを見せ合いっこすると楽しいですよ。

また、なんだか分からない物、気になる物が見つかったら、ぜひ図鑑や検索などで調べてみてください。何という名前の生物か、どこの国から来たか、いつの時代のものか、など、様々な発見があり、楽しみが倍増します!

ポイント

  • 台風の後の浜辺は、安全のため、地域の情報をチェックしつつ、必ず波が穏やかな日を選んで出かけましょう。