潮干狩りでマテガイを採ってみた!〜今回の主役/マテガイ〜
大人も子どもも夢中になる、マテガイ採りの方法をご紹介します。
今回の主役は「マテガイ」です。
エピソード
潮干狩りといえばアサリが定番ですが、マテガイ採りもとっても楽しい!
穴に塩を入れると、にゅっと出てくるマテガイを、すかさず捕まえます。
上手く捕まえられることもあれば、逃げられてしまったり…
気づけば大人も子どもも夢中になっています。
マテガイの旬は春から初夏。
今回はマテガイ採りの方法と、美味しい食べ方をご紹介します。
※海岸によっては、漁業権・自然保護の観点から、マテガイの採取が禁止されている場所もあります。事前にルールを調べましょう。
マテガイってどんな貝?
マテガイは内湾の砂底に生息する、細長い二枚貝です。足を器用に使って砂を掘り、砂の中に潜っています。
生息地では、砂地の表土を数センチ掘ると、菱形に近い形をしたマテガイの穴を見つけることができます。
使うもの
- シャベル または 薄いプラスチックまな板
- 塩(粒子の細かいもの。100円ショップなどで販売されている、安いものがおすすめ)
- オイルorドレッシング入れ(塩を入れておく。ペットボトルでも良い)
- バケツ
- クーラーバック、保冷剤
マテガイを採ってみた
1. まず、マテガイ採りに必要な物を準備します。
準備ができたら、マテガイ採りに出発!
2. シャベルやまな板を使って、マテガイがいる砂浜を掘ってみます。
3. 砂の表面を削るように掘るのがコツ。すると…
4. 1cmくらいの縦長の穴を発見!これがマテ貝の穴です。
5. こんな穴が出てきたら…
6. 穴の中に塩を投入します。すると…
7. ピョコっとマテガイが出てきました!
8. すかさず指でつまんで…
9. ゆっくり引き抜きます!
出てきたのは5cmほどの小さなマテガイでした!
マテガイの成貝は10cmほどの長さがあるので、小さなものはリリースしてあげます。海の浅瀬にリリースすれば、また穴を掘って潜ります。
10. 次の穴から、大きなマテガイが出てきました!すかさず摘みます。
11. ゆっくりと引き抜き抜くと…マテガイも下の方に逃げようと力を入れてきます。
この時無理矢理引っ張ると、貝から中身が抜けてしまい、マテガイは死んでしまいます。マテガイが諦めて力を抜くまで、少し待つのがポイントです。
12. マテガイが力を抜くと、下に引っ張る抵抗が無くなるので、その時を狙って引き上げます。大きなマテガイが、採れました!
13. 採れたマテガイは、海水を入れたバケツに入れておきます。ぬめりや砂が取れ、きれいになります。
14. 持ち帰って食べる場合は、クーラーボックスに新しい海水を入れ、その中にマテガイを移します。保冷剤を入れて、冷やしながら持ち帰ります。
マテガイを食べてみよう
採ったマテガイは、アサリと同じように食べることができます。
マテガイに感謝していただきます。
おすすめの食べ方は「素焼き」。
フライパンにマテガイを置き、蓋をして、貝がパカっと開くまで熱します。
食べてみると…マテガイの身はプリプリ!旨味がギュッと濃縮されています。
ほのかな甘みと塩味が感じられ、味付け無しでも美味しくいただけます!
マテガイをガーリック蒸しや、出汁も使ってマテガイ版ボンゴレにするのもおすすめです。
パスタの代わりに、ご飯を入れて、リゾットにしても良いですね。
ポイント
リリースしたマテガイが、砂に潜っていく様子も、なんともユニークです。どっち側から砂に潜っていくのかな?どのように砂を掘るのかな?などと子どもたちと話しながら、じっくり観察してみるのもおすすめです。