秋のコラージュ〜落ち葉や木の実で工作〜
足元では、落ち葉やどんぐりに出会える秋の到来です!
今回は、自然の色や形を深く感じる工作をご紹介します。
材料
・A5サイズくらいの段ボール…1人1枚
・秋のかけら(落ち葉、木の実、枝など)
・コピー用紙
使うもの
・カッター 又は はさみ
・ボンド
・濡れ雑巾
・クレヨン(いろいろあそびかたプラスで登場)
・絵の具(いろいろあそびかたプラスで登場)
・キリや千枚通し(おとな専用/いろいろあそびかたプラスで登場)
・凧糸(いろいろあそびかたプラスで登場)
準備
1. 段ボールをA5サイズくらいにカットしておきます。
2. こどもたちとおさんぽにでかけ、秋のかけらを収集します。
3. どんぐりなどの虫が気になる場合は、冷凍保存または煮沸などの下処理をします。
詳しい方法は、インターネットで調べてみてください。
[ほいくるの記事:どんぐりをながーく楽しむには…!?〜どんぐりの虫を処理する方法〜]
遊び方
1. 秋のかけらを並べ、よーーく観察します。
どんな色がある?
どんな形がある?
どんな風に木にくっついていたんだろう?
こどもたちと対話しながら、観察を深めてくださいね。
2. 一番大切なイマジネーションタイム!
1人1枚段ボールを配布して、秋のかけらを思い思いに並べてみます。
何かに見立てても、感覚で並べても、配置はこどもたちに委ねてみてください。
段ボールは縦に使っても、横に使ってもよいと思います。
3. 各テーブルに、コピー用紙にたっぷりボンドを出して配布します。
位置が決まった秋のかけらに、クリームのようにたっぷりボンドをつけて、段ボールに静かに載せ、ぐっと3秒おさえます。
普段の工作では、ノリは裏面にまんべんなく塗りますが、 今回はピンポイントでもよいのでたっぷり!がポイントです。
はみ出しても、乾けば透明になるので問題なし。むしろはみ出すくらいの方がしっかりつきます。
手の汚れが気になる場合は、濡れ雑巾でぬぐいます。
4. 出来上がったら、作品を水平に置き、乾燥させます。
放置できる棚の上などに、2日ほど乾かしておくのがおすすめです。
ボンドが乾いていない時に作品を立てると、かけらが転がり落ちてしまうので気をつけて!
作業が早く終わった子は、並んで行く作品を鑑賞できると楽しいです◎
いろいろあそびかたプラス!
その1:いろんな段ボールを使おう!
あらかじめ色を塗っておいた段ボールや、まるさんかくしかくなどにカットした段ボールに、かけらを配置するのもおすすめ。
おとなが塗る場合、ハケ目が残ったりムラがあってもかわいいです。
あらかじめ、絵の具あそびの日をもうけ、こどもたちに好きに色を載せておいてもらっても◎
その2:白地の段ボールを使って、クレヨンで描きたしてみよう。
白地の段ボールに秋のかけらを貼り、乾燥後にクレヨンで描きたしてみよう!
見立ての世界がぐっと深まります。
その3:穴を開け、紐を通せばプレートのできあがり!
できあがった作品に、キリで穴をあけ、紐を通せば、ドアや壁にかけられるプレートになります。
この作業は少し難しいので、こどもたちの発達で判断してください。
この状態で鑑賞するのも、またステキです。
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抜けるような空の青に、紅葉した葉の黄色や赤がとっても美しい秋。
よくよく見ると、枝、落ち葉、木の実の「茶色」にも、いろんな種類があることがわかります。
さらに、木の実の曲線や、枝の造形は本当にかっこいい!
長い歴史の中で、数々の芸術家が自然界の美しさに魅了されたのは、こういった奥深さからなのかなあと感じます。
そんな断片を、こどもたちにも感じてもらいたい!と、シンプルな活動をご紹介しました。
冒頭の観察タイム、そしてイマジネーションタイムにじっくり時間をかけてくださいね。
こどももおとなも忙しさが続くと、道端に落ちているものの美しさや季節の移り変わりを、感じにくくなってしまいます。
そんな中ふと立ち止まって、街路樹や足元の落ち葉に目を向けたり、いい空気を吸い込んだり。五感で自然を感じ、リフレッシュするきっかけになれば嬉しいです。