梅・桃・桜の花の見分け方 〜春の訪れを感じる花を見つけよう〜
散歩道で子どもたちと一緒に、じっくり見たり、匂いをかいだり、触ってみたり、五感を使って違いを見つけ楽しんでみるのはいかがでしょう?
今回は、春の訪れを教えてくれる花の中でも花の形が似ている、梅・桃・桜の花の見分け方をご紹介します。
梅の花の特徴
・花… 花びらに切り込みなし。丸みがある。
・花柄… ほとんどない。(枝にピタッとくっついているように見える)
・花の数… 1箇所に1つの花。
・幹… ザラザラ、ゴツゴツしている。色は焦げ茶、黒ずんでいる。
(※)花柄(かへい):花の後ろについている茎のようなもの
梅の木は花だけでなく、夏前に梅の実がなる様子を子どもたちと一緒に観察するのも、また楽しいひと時です。
桃の花の特徴
・花… 花びらに切り込みなし。梅に比べ細長い花びら。(尖ったものもある)花と葉が同時に出てくる。
・花柄… 短い。(枝からほんの少し浮いているように見える)
・花の数… 1箇所に2つの花。
・幹… 梅、桜に比べて白っぽく、ツルツルしている。
桃の花や葉や種は昔から薬としても使われ、体に良いものとされてきたので、子どもの健康を願い、雛飾りと一緒に飾られるようになったとも言われています。
(参照:熊本大学薬学部 薬草園)
桜の花の特徴
・花… 花びらに切り込みがある。細長いハートのような形。
・花柄… 長い。(枝から分かれ出て見えたり、垂れているように見える)
・花の数… 1箇所に多くの花。
・幹… 色は、赤茶色が多い。梅に比べるとゴツゴツしていない。しま模様のようなものがある。
街を歩いているだけで、色々な種類の桜を目にします。匂いや花の色も形も違うので、一つ一つ子どもたちと確かめて、お散歩で桜マップを作ってみても…。
いつ頃咲くの?
この3種類は、一般的に梅、桃、桜の順番に咲いていきます。地域によっては、桃と桜の花が同じ時期に咲く場合もあるようです。九州では1月頃から、関東では2月頃から、東北では3月ごろから、段々と開花していきます。
(参照:気象庁 生物季節観測の情報)
他にも梅・桃・桜のそっくりさんが…?
実は、アーモンド、あんず、すももの花も梅・桃・桜と同じバラ科、サクラ属の花。そのため、花の形が似ています。
梅は300種類以上、桜は500種類以上存在するとも言われています。
「あれ?これは桜かな?梅かな?」と思ったら、図鑑を片手に子どもたちと一緒に調べてみるのも楽しい時間になりそうです。
スタッフのつぶやき
「ねぇねぇ、あのこうえん、もう“さくらぎみ”だったよ!」と息子が教えてくれたことがありました。
さくらぎみ・・・桜ぎみ…桜気味・・・。
言葉のセンスに、脱帽!
(HoiClue編集長 アメミヤ)
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