【自然遊び】折り紙のバッタはどこにいる！？〜素材／折り紙〜
吉田麻理子
使う素材は…「折り紙」です。
エピソード
先日、娘と広い公園で「ネイチャーゲーム」を楽しむ会に参加しました。
「ネイチャーゲーム」とは、自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動。
ゲームを楽しみながら、自然の不思議や仕組みを学び、理解を深めることができます。
体験したのは初めてでしたが、小さな子でも楽しめるシンプルなルールなのに、子どもも大人も意外な発見や気付きがあり、とても興味深いものでした。
今回は、この会でネイチャーゲームトレーナー三好直子さんから教えていただいた、「カモフラージュ」というゲームのアレンジ版をご紹介します。
敵から身を守る為、周囲の色と同化し、隠れている＝カモフラージュしている生き物の、擬態や保護色の知恵を学ぶゲームです。
材料
折り紙
使うもの
ハサミ
遊び方
1. まず、ゲームに参加する人数分の折り紙を用意します。
これらを1/4に切り、ランダムに混ぜます。
1人4枚ずつ取ってもらいます。
2. これをざっくりと半分に折り、カラフルな「バッタ」を作ります。
3. 子どもたちを2つのチームに分けます。
それぞれのチームの陣地を決め、陣地の中で、バッタを隠します。
草むらの中や、枯れ草の中などに、少し端が見えるように隠してくださいね。
4. 隠し終わったら、ゲームスタート！
相手のチームの陣地に入り、バッタを見つけましょう。
5分程度の制限時間を設定します。
何個バッタが見つかるかな？
5. 「あ、あった！」
見つけたバッタは捕獲しましょう。
6. 3分経ったら、それぞれのチームで見つけたバッタをまとめ、数を数えましょう。
まだ見つかっていないバッタがあれば、時間を追加して、もう一度探してみましょう。
7. 追加でも数匹見つかりましたね。
まだ見つかっていないバッタもいるかな！？
8. どんなバッタが見つけやすかったか、話し合ってみましょう。
「色の違う場所に置かれたバッタは、すぐ見つかった！」
なるほど！
9. 今度はどんなバッタが見つけにくかったか、話し合ってみましょう。
最後まで見つからなかったバッタの、答え合わせをしてもいいですね。
私が体験した回では、似た色の自然物の近くにあるバッタは、とても見つけるのが難しかったです。例えばこんな風に、緑の葉っぱの中に隠された、緑のバッタや…
10. 枯葉の中に隠された、褐色のバッタは、見つからずに最後まで残っていました。
ポイント！
陣地は植木や草・枯葉など、バッタを隠せるスペースがある場所を選びましょう。
ロープ等で囲って、分かりやすくすることもできます。
実際のネイチャーゲームでは、最後にリーダーが自然界でカモフラージュの知恵を生かし、生き延びている生き物、葉っぱに擬態するコノハムシや、枝に擬態するナナフシについて紹介します。
図鑑や絵本などを利用して説明すると分かりやすく、学習にも効果的ですね。
【参考】
・ネイチャーゲームとは
（公社）日本シェアリングネイチャー協会について
ネイチャーゲームをはじめとした自然体験プログラムを通して、 Sharing Nature Life ～自然を楽しみ、自然と遊び、 自然から学ぶよろこびに満たされた生活～ を送る人々をふやす活動を続けています。
