おもいっきり“アルミホイル”あそび〜コドモガラクタラボ レポート 2021年11月〜
子どもたちの“やってみたい!”を共に楽しむ場として、毎月ほいくるのオフィスで開いているコドモガラクタラボ。
コロナ禍でのお休み期間を経て、久しぶり(約2年ぶり…!)に実施しました。
今回は、「おもいっきり“アルミホイル”あそび!」と題して、身近な素材、“アルミホイル”をメインに遊びを楽しみました。
やぶったり、くしゃくしゃしたり、しっかりと丸めていくと固くなることを発見したり、銀色の光沢から広がるイメージを形にしたり、素材をたっぷり使うこと自体を楽しんだり。
その他にも遊び方は広がっていって…
※今回は、東洋アルミエコープロダクツさまにたくさんのアルミホイルをいただき、その素材をもとに楽しみました!ありがとうございました!
当日のようす
いつの間にか始まっていた遊び
まだ、本格的にあそびが広がり始める前の時間。
「なんかすくないねぇ?」と、材料のストロー入れを指差す4歳の女の子。
たしかに、用意したばかりのストローが少なくなってる…!
そして、いろんなところにストローが隠されていることに気が付きました。

ここにも…

ここにも…

ここにも!
アルミホイルを中心にたくさんの材料があるなかから見つけて、閃いて、みんなの反応を楽しみにしている姿を想像して、こちらまでおもわずニンマリ。
材料1つから
アルミホイルをひっぱりだすうちに、「アルミホイル」1つだった材料が「アルミホイル」と「芯」の2つに…!

芯に、アルミホイルをぐるぐると。

そのうち、ティッシュも巻き込みながら形を整えていき…

クリスマスツリーに!
そこから色を塗ったり、シールを貼ったり、飾り付けをしたりすること1時間以上…


試行錯誤から生まれた工夫やこだわりがところどころから感じられる、とてもすてきなクリスマスツリーができました。

好きなこと✕アルミホイル
少し長めの芯に、ギュッギュッとアルミホイルを巻きつけ、テープで固定していたのは10歳の男の子。

シールを貼っていき…

両端に、コピー用紙を貼り合わせて形作ったのは、電車。

そしてそこから、掲示板づくりに発展しました。
(材料から広がる遊びもあるけれど、好きなものやイメージと組み合わせて広がる遊びもあるんだなぁ…)
どうやってつくろう?
リボンやカチューシャ、スカートに羽にネックレス…
いろんな飾りを作っていた5歳の女の子。

次に作ろうとしたのは、「ガラスのくつ」。
でも、ヒールをどうやって作るか…が大きな課題。いろいろな素材を探してみるものの、小さい、痛い、長い、1つしかない…と、なかなか良い素材が見つからず。

「これにする!」と決めたのは、何かの芯。


そこから大人といっしょに試行錯誤していき…

最終的に、小さく丸めたアルミホイルなどシャカシャカ飾りが入った(履き心地も工夫された!)ガラスのくつができあがりました。
ヒールにするのはなかなか難しそうだぞ…と、どこかで先回りして考えてしまっていた大人をよそに、満足がいくところまで作りきっていて、すごい…!
この日のラボで広がった、その他のあそび

感触や形が変わる様子をたのしんでいる…?

油性ペンで色を塗ると、キレイな光沢に。

実は、ここからみんなのアルミホイル遊びが広がり始めた…!

アルミをギュッと固めながら丸めていくと、丈夫なボールに。

アルミ✕厚紙で生まれたのは、アルミのラケット!

アルミホイルの指輪と“ぎんのつめ”
スタッフの振り返り
・今回のラボは、子どもたちそれぞれが自分の興味あることに、まっすぐに楽しんでいる姿が印象的だった。子どもたちの個性もあるかもしれないが、「アルミホイル」が可能性に溢れた素材だったから…?
・年齢や個性?がばらばらだと、遊びのきっかけも子どもそれぞれで、作りたいものを具体的にイメージして素材を集めたり、作りたいものを言葉にしてそれに向かって作りはじめたり、素材や他の子の様子をきっかけに遊び始めたりするのが面白かった。
・それぞれに自分のやりたいことを楽しみながらも、周りの様子からインスパイアされたのか、自分もやってみたい、という気持ちが生まれている姿があり、実質一緒に遊んでいなくても、他の子がいることでお互いに影響を受けあって、楽しみや遊びが広がっていく姿(自分の遊びに発展するシーン)が多く見られた。
・“ちくわ”とコドモガラクタラボメンバーが呼んでいたゴムチューブを、参加してくれた子どもたちがいつの間にかそれぞれに“ちくわ”呼びしていて(特にやりとりなどしていなかったのに)、自分がつくるお弁当に入れたり、おみやげに持ち帰ったりしていたのが印象的だった。
・どうしようかなぁ、何をつくろうかなぁと考えている様子で、素材を探したりまわりを見渡している子どもが手を動かし始める姿を見て、「あ、作り始めた。」なんて心のなかで思っていたけれど、きっとその子の遊びは手を動かすもっと前から始まっていたんだろうなぁと後から思った。
・いつの間にか作るものが変わっていたり、なにか始まったと思ったら終わっていたり、どこからこの発想にたどり着いたんだろう?と思うような展開に遭遇したり、遊びが変容する様子に関われた贅沢な時間だった。

ラボに参加した子どもが書いてくれた、コドモガラクタラボへのメッセージ「つくってあそぼう。あと あるみほいるが おすすめ」
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次回は、どんな“やってみたい”や遊びの世界が広がるのでしょう…
まだスケジュールは未定なのですが、決まり次第お知らせします。
お楽しみに!
「コドモガラクタラボ」とは…?
“コドモガラクタラボ”とは、その名のとおり…
雨宮みなみ
