【アンケート結果】保育者さんの読書事情〜『新 幼児と保育』×HoiClue〜
日々の保育で迷いがあったとき。
もっと深く子どもについて学びたいなぁと思ったタイミング…。
みなさんはどんなときに、保育にまつわる本を手に取っているのでしょう?
保育者のみなさんにアンケートで聞いた“読書事情”について、ご紹介します!
【アンケート】教えて!保育者さんの読書事情〜『新 幼児と保育』×HoiClue〜
実施期間:2021年5月11日〜2021年5月17日
回答数:107 件
本をどのくらい読んでいる?
「月に5冊以上」読んでいるという方が全体の27%以上。
続いて「月に1〜2冊」24%、「月に3〜4冊」17%ほどという順でした。
回答者全体の7割近いの方が、本を月に1〜2冊以上読んでいるという結果に。日頃から読書に親しんでいる方が多い印象です。
どんなジャンルの本をよく読んでいる?
「保育にまつわる本」をよく読んでいる方は全体の8割、「絵本・児童書」や「子どもにまつわる本」もそれぞれ6割、5割と、日頃から保育や子どもに関連する本、仕事に役立つ本を読んでいる方はとても多いようです。
「小説」「まんが」「趣味の本」などを読んでいるという方はそれぞれ4割近くいました。
みなさん、読書を通して、仕事での知識を深めたり、趣味に親しんだりされているようです。
ここ「1年間」で読んだ、保育に関する書籍(保育雑誌を除く)の冊数はどのくらい?
保育に関する書籍を読んでいる冊数は「1〜3冊/年」という方が全体の半分近く、一番多かったです。
続いて「10冊以上/年」読んでいるという方は全体の約25%、「4〜6冊/年」という方は20%ほどでした。
読む冊数に幅はありますが、回答者全体の9割近くが、1年間で必ず保育に関する本を読んでいるようです。
本は、どのように入手することが多い?
一番多かったのは「本屋さんで購入」でおよそ40%。「ネットショップで購入」も二番めに多く30%近くでした。本をじっくり吟味できる書店、忙しい合間でも手軽にさがして購入できるネットショップ、本の入手方法はこの2つを利用している方が大半でした。
「図書館から借りる」「園から借りる」など、「借りる」と回答した方も3割近くいました。
保育書を読む方に質問!「保育書を読んでみよう」と思うのはどんな時が多い?
一番多かったのは「学びを得たい、知識を深めたいと思った時」、全体の半分でした。
続いて「目の前の保育に対して課題を感じている時」が25%以上。
みなさんの「保育書を読んでみよう」と思うタイミングは、何か目的や課題感を持っている時が多いようです。
人におすすめされた保育書(保育雑誌を除く)の名前と、わかれば著者名も教えて!
・『0・1・2歳児遊んで育つ手づくり玩具: 夢中で遊べる環境づくり』
村田 夕紀 ・著/ひかりのくに
・『子どもの絵をダメにしていませんか』
鳥居 昭美・著/大月書店
・『日本が誇る!ていねいな保育』
大豆生田啓友、おおえだけいこ・著/小学館
・『10の姿で保育の質を高める本』
汐見 稔幸 、中山 昌樹・著/風鳴舎
・『「語り合い」で保育が変わるー子ども主体の保育をデザインする研修事例集』
大豆生田 啓友、高嶋 景子他、三谷 大紀・著/学研プラス
・『ちょっとした言葉かけで変わる 保護者支援の新ルール 10の原則 』
大豆生田啓友・著/メイト
・『育ての心』
倉橋惣三・著/フレーベル館
・『保育と環境 理論と実践』
樋口 正春・著/ NPO法人ちゃいるどネット大阪
・『ハッピー保育アドバイス―保育がうまくいく3つのルール』
原坂 一郎・著/ ひかりのくに
・『発達がわかれば子どもが見える―0歳から就学までの目からウロコの保育実践』
乳幼児保育研究会・著 編集/ぎょうせい
・『どうする?1、2歳児の噛みつき・ひっかき 保育士のための園づくりトレーニング』
神田冨士子/子どもの未来社
・『"気になる子"の気になる保護者 保育者にできるサポート』
守 巧・著/チャイルド本社
・『「気になる子」のとらえ方と対応がわかる本 保育に活かすシュタイナー治療教育』
山下 直樹・著/秀和システム
・『子どもが育つ魔法の言葉』
ドロシー・ローノルト、レイチャル ハリス・著、 石井 千春・翻訳/PHP研究所
これまでに読んだ保育書(保育雑誌を除く)の中で、ほかの保育者さんにもおすすめしたい!という本があったら教えて!
・『日本伝承の遊び読本(限定復刻)』
加古 里子・著/福音館書店
・『保育士おとーちゃんの「叱らなくていい 子育て」』
須賀義一・著/PHP研究所
・『好奇心が育む学びの世界 発見!実験! 遊びの中のサイエンス 』
利根川 彰博・著、汐見稔幸・解説/風鳴舎
・『小学校までにつけておきたい力と学童期 への見通し 』
丸山美和子・著/かもがわ 出版
・『0・1・2歳児 遊んで育つ手づくり玩具』
村田夕紀・著/ひかりのくに
・『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』
白崎あゆみ・著/マキノ出版
・『乳児保育− 一人ひとりが大切に育てられるために』
吉本和子・著/エイデル研究所
・『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』
大川繁子・著/実務教育出版
・『ちょっとした言葉かけで変わる 保護者支援の新ルール 10の原則 』
大豆生田啓友・著/メイト
・『仲間とともに自己肯定感が育つ保育―安 心のなかで挑戦する子どもたち 』
浜谷直 人・著/かもがわ出版
・『保育的発達論のはじまり 個人を尊重しつつ、「つながり」を育むいとなみへ 』
川田 学・著/ひとなる書房
今後読んでみたい(興味がある)保育書のテーマを教えて!
1位:環境…18票
2位:発達(「気になる子」「グレーゾーン」なども含む)…14票
3位:遊び…11票
4位:障がい(「障がい児保育」など)…8票
5位:製作・工作…5票
ほかにも
・SDGs
・主体性・主体的
・コーチング
・シュタイナー保育
・マインドフルネス
・モンテッソーリ
…などの回答がありました!
一番多かったのは「環境」でした。
二番めに多かったのは、「発達」。「発達障がい」「発達の遅れ」なども含め、保育者さんたちに関心の高いテーマとなっているようです。
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私自身は、スマホやインターネットの利用が増えていく一方で、本を読む機会が減っているなぁ…と自覚しているこの頃。
保育者のみなさんはどうだろう…?結果が気になっていましたが、お仕事柄、本を通して知識を深めたり、情報を得たり、視野を広げたりされている方は多い印象を受けました。
回答者のみなさんが人からおすすめされた本、またおすすめしたい本も、いろいろ教えていただきました。
気になる本、読んでみたい本に出会ったら、この夏休み、手にとってみてはいかがでしょうか…!
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アンケートに協力してくださった方の属性について
保育歴(子どもに関わるお仕事の経験年数)を教えて!
勤務先
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最後までお読みいただきありがとうございます!
HoiClueでは今後も様々なテーマでアンケートを実施し、みなさんの声を共有していく予定です。
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