「びりびり」を使って ちぎり絵の流れ星〜「びりびり」と「くしゃくしゃ」で保育室を飾ろう! 第1回〜
いろがみをびりびり破いたり、くしゃくしゃっと丸めたり。乳児クラスでも幼児クラスでも、子どもと一緒に作って飾る冬の壁面アイデアです。
紙の感触を手で味わい、楽しみましょう。
第1回は「『びりびり』を使って ちぎり絵の流れ星」。
いろがみをちぎって、ペタペタ貼っていきます。大きい破片、細長い破片、いろいろな形のピースが、表情豊かな流れ星の軌跡を描き出します。
(この記事は、『新 幼児と保育』増刊『0・1・2歳児の保育』2018冬 に掲載されたものを元に再構成しました)
プラン・制作 天野 耕太・季子
材料
・カラーホイルのいろがみ
・濃紺の模造紙
・黒の模造紙
・絵の具
・白い画用紙
ちぎり絵にカラーホイルのいろがみを使う。色の濃い紙に貼ったときに映える。
使うもの
・黒いペン
・のり
・歯ブラシ
・はさみ
流れ星の軌跡の作り方
1、濃紺の模造紙に軌跡の輪郭を描いておく。
2、水で溶いた絵の具を歯ブラシにつけ、しごいて飛ばして輪郭の中に細かい点々をつける。
3、カラーホイルのいろがみを子どもと一緒にちぎる。
「どこまで小さくできるかな」「長~くできるかな?」など、声がけしながらちぎると、いろいろなピースができる。
4、ちぎったピースにのりをつけて貼る。のりは全面についていなくても、大丈夫。
貼り終えたら1、の輪郭に沿って切り取る。
ちぎったピースをランダムに貼っていく。
流れ星と宇宙空間の作り方
1、流れ星の軌跡を黒い紙に貼りつける。いろがみで流れ星を作って先端に貼る。
2、子どもたちにおなじみのロケットやUFOを描いて、空いているところに貼ってできあがり!
ロケットやUFOはあえて白黒のままにしておくと、ちぎり絵が引き立つ。
ポイント
軌跡の部分に飛ばした絵の具の細かい点々。
これがあると宇宙らしくなる。
教えてくれた人
天野 耕太さん・季子さん
耕太さんはスペインで曲芸を学び、日本全国をパフォーマーとして巡業する。
季子さんは美大で彫刻を学んだのち、現在は新潟県内の美術館で学芸員として勤務。
ふたりの著書『子どもと飾る 保育室アート 春夏秋冬』(小学館)が好評発売中!
文/清水 洋美 撮影/茶山 浩
この記事の出典 『新 幼児と保育』について
新 幼児と保育(小学館)
保育園・幼稚園・認定こども園などの先生向けに、保育をより充実させるためのアイデアを提案する保育専門誌です。
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この記事の連載
「くしゃくしゃ」を使って 冬空のメロディー〜「びりびり」と「くしゃくしゃ」で保育室を飾ろう! 第2回〜
乳児クラスでも幼児クラスでも、子どもと一緒に作って飾る冬の壁面アイデア。
第2回は「『くしゃくしゃ』を使って 冬空のメロディー」。
くしゃくしゃに丸めた紙を音符の玉に見立てて、冬の青空にみんなのメロディーを響かせます。