にじ色プランター〜絵の具の流れをアートに〜
きれいな色を使う遊びは、子どもたちを元気にしてくれます。
梅雨空続きでも保育室の雰囲気を楽しくしてくれる、色のパワーを体感しましょう。
「にじ色プランター」の味のあるカラフルなストライプ模様は、絵の具が自分の重さで垂れていったあとを、そのまま生かしたもの。
絵の具が下りていくのをじっと眺めるのも、この造形の楽しさのひとつです。
(この記事は、『新 幼児と保育』2018年6/7月号に掲載されたものです)
プラン・制作 天野耕太・季子
材料
・アクリル絵の具
・絵筆
・プランター(今回は素焼きのものを使用したがプラスチックでも可)
使うもの
・新聞紙
・汚れてもいい服
作り方
1、絵の具と水の割合は1:1くらいで、とろみを見ながら調整する。
アクリル絵の具は乾くのが早いので、次々と色を重ねても大丈夫。
2、たっぷり絵の具をふくませた筆をへりに押しつける。
そこから自然に垂れたあとが模様になる。
好きな色を付けて、しばらく待ったらできあがり。
3、プランターを持ち上げると、新聞紙には鮮やかなマーブル模様ができている。
子どもたちが「うわーっ」と声をあげる瞬間!
ポイント!
・乾くと耐水性になる、アクリル絵の具を使おう。
・アクリル絵の具は乾くと落ちづらくなるため、床には必ず新聞紙を敷き、汚れてもいい服装でやってみよう。
・写真の作品で使ったのは素焼きのプランター。早く乾くので色を重ねやすいが、プラスチックのプランターでも、同様につくることができる。
教えてくれた人
天野 耕太さん・季子さん
耕太さんはスペインで曲芸を学び、日本全国をパフォーマーとして巡業している。
季子さんは美大で彫刻を学んだのち、現在は新潟県内の美術館で学芸員として勤務。
文/清水 洋美 撮影/茶山 浩
この記事の出典 『新 幼児と保育』について
新 幼児と保育(小学館)
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この記事の連載
ぐるぐるかたつむり〜紙粘土のひもで、ぐるりと巻こう〜
梅雨空続きでも保育室の雰囲気を楽しくしてくれる、色のパワーを体感しましょう。
今回ご紹介するのは「ぐるぐるかたつむり」。
好きな色をつけた軽量粘土をひも状にして巻き、 キャンディーみたいなかたつむりを作ります。