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にじ色プランター〜絵の具の流れをアートに〜

新 幼児と保育
掲載日:2020/06/09
にじ色プランター〜絵の具の流れをアートに〜

きれいな色を使う遊びは、子どもたちを元気にしてくれます。
梅雨空続きでも保育室の雰囲気を楽しくしてくれる、色のパワーを体感しましょう。

「にじ色プランター」の味のあるカラフルなストライプ模様は、絵の具が自分の重さで垂れていったあとを、そのまま生かしたもの。
絵の具が下りていくのをじっと眺めるのも、この造形の楽しさのひとつです。

(この記事は、『新 幼児と保育』2018年6/7月号に掲載されたものです)

 プラン・制作 天野耕太・季子

材料

・アクリル絵の具
・絵筆
・プランター(今回は素焼きのものを使用したがプラスチックでも可)


使うもの

・新聞紙
・汚れてもいい服  


作り方

1、絵の具と水の割合は1:1くらいで、とろみを見ながら調整する。
アクリル絵の具は乾くのが早いので、次々と色を重ねても大丈夫。


2、たっぷり絵の具をふくませた筆をへりに押しつける。
そこから自然に垂れたあとが模様になる。
好きな色を付けて、しばらく待ったらできあがり。 


3、プランターを持ち上げると、新聞紙には鮮やかなマーブル模様ができている。
子どもたちが「うわーっ」と声をあげる瞬間!

ポイント!

・乾くと耐水性になる、アクリル絵の具を使おう。

・アクリル絵の具は乾くと落ちづらくなるため、床には必ず新聞紙を敷き、汚れてもいい服装でやってみよう。

・写真の作品で使ったのは素焼きのプランター。早く乾くので色を重ねやすいが、プラスチックのプランターでも、同様につくることができる。

教えてくれた人

天野 耕太さん・季子さん
耕太さんはスペインで曲芸を学び、日本全国をパフォーマーとして巡業している。
季子さんは美大で彫刻を学んだのち、現在は新潟県内の美術館で学芸員として勤務。

文/清水 洋美  撮影/茶山 浩

この記事の出典  『新 幼児と保育』について

 新 幼児と保育(小学館)
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