いざ、プール開き!プールが楽しみになりそうな導入や遊びアイデア&ちょっぴり気になるポイント集
プールの時間がより楽しみになりそうなきっかけアイデアを集めてみました!
合わせて、事前にしっかり確認・理解しておきたい安全管理に関する内容もご紹介します。
1、プール開きって、いつ頃?
プールに入ってもいい気温・水温の基準は、気温+水温=50℃とされています。
地域によって気候は様々なので、各地域で上記に該当する時期が、プール開きの一つの目安になるかと思います。
関東では、6月中〜下旬ぐらいにプール開きを行うところが多いでしょうか。
ただ、いくら上記を基準に達していても、暑さ指数が28度以上であれば熱中症の危険があるので、屋外でのプールはとても危険です。
この記事の最後にも記載していますが、「安全」を第一に、無理のない程度に水遊びやプール遊びを楽しむ機会になればと思います。
2、プール開きって、一体どんなことをするの?
プール開きは、その年に初めてプールを使う日のこと。
プールでの約束事を確認したり、水に触れて遊んでみたり…園によりさまざまだと思いますが、安全に楽しくプールを楽しめるようにみんなでお願いしたりします。
今回、ほいくるメンバーの保育士時代の話や、数名の保育者さんご協力の元、プール遊びで楽しまれているアイデアを集めてみました!
プール開きアイデア<その1>
水遊びにちなんだ歌をみんなで歌ったり、水遊びやプールにちなんだ絵本や紙芝居を読んで、イメージを膨らませて楽しむ。
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プール開きアイデア<その2>
プールバックに入れて持ってくる持ちものを、実際にみんなで確認してみる。
タオル、水着、帽子、着替え、水着を入れるビニール袋、プールカードなど。
全部でいくつの持ち物があるかなど、実際にいっしょに確認すると、これからスタートする水遊び生活に見通しやイメージにも繋がりそうです。
プール開きアイデア<その3>
プールの際の注意事項をみんなで確認する。
例えば…
・プール遊びはエネルギーを使うので、朝ごはんをしっかり食べてくる
・プールサイドは、押さない、走らない
(プールサイドは濡れているので滑りやすく、危ないことを伝えたうえで)
・プールに入る前にトイレに行っておく
など…
約束事はたくさんあると覚えづらいので、大切な約束事は3つ程度に絞ってしっかりと子どもたちと確認するようにすると良い、という園もありました。
プール開きアイデア<その4>
ストレッチをしたり体操したり、ダンスを踊ったり…
プールに入る前の準備体操として、身体を動かして遊んでみよう!
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1〜2ヶ月間ほど楽しむプール遊びだからこそ、準備体操も色々な遊びがあるとより楽しい…
ということで、友だちと楽しむ体操やゲーム遊びなど、遊びながら身体がほぐれそうな遊びをご紹介!
他にも、ラジオ体操や、『エビカニクス』や『アブラハムの子』などの体操を楽しんでいる園もありました。
プール開きアイデア<その5>
実際に水に触れて水に親しめる遊びを楽しんでみる(ビニールプールに水をはって楽しめる魚釣りゲームを、クラスごとに順番に楽しむなど)。
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3、プールで楽しめそうな遊びアイデア
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定番だけれど、わくわくがぎゅっと詰まった水遊びアイデア。
準備いらずなのはもちろん、小さめのプールでも楽しめるのも嬉しい♪
4、ちょっと気になる、プールにちなんだQ&A
プール中やプール後の体調管理、どうする?
プール中
身体は水に浸かっていても、頭は陽の光にあたっていて熱くなっていることがあるので、途中途中で子どもたちの頭にホースなどで水をかけるように配慮する。
プール後
・お昼寝がある場合はお昼寝の時間をたっぷりと取る。
・眠くなってしまうので、少し早めにお昼ご飯の時間を取る、などの配慮をしている園も。
・時間に余裕があったら、絵本を読むなどしてゆったりと過ごす。
・お昼寝がない幼児さんの場合は、部屋の中に一箇所スペースを取り、休みたい子は自由にごろごろしてOKな「ごろごろの間」を作る。
夏の子どもたちの遊びを安全に迎えるために…プール開き前に確認しておきたい記事はこちら。
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安全に気をつけながら、より楽しい夏の思い出にしたいですね!
今回は、環境面から子どもの体調面に渡って、プールの“あるある”疑問についてお伝えします。
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水分補給の他にどんな予防策があって、子どもから発せられる注意信号って何があるの?
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プールが苦手な子どもと関わるとき、どうする…?
乳児さんの場合
服を脱ぎたがらない子には、服を着たままの状態で、無理なく水に触れることを気持ち良いと感じたり楽しめるような環境をつくる。
幼児さんの場合
無理せずに、気が得なくても楽しめる水遊びスペースを用意するなど、自分のペースで楽しめるような環境をつくる。
ご紹介した内容はあくまで一つの例として、子どもたちの様子や自分の園の環境に合わせて参考になればと思います。
子どもたちと過ごすせっかくのプール遊び、少しでも楽しい時間へ繋がるきっかけになりますように。
さいごに
楽しみがたくさんのプール遊びですが、一方で、安全面においてはより慎重な準備や対応、危機管理が求められます。
最後に、園でのプール遊び、水遊びをより楽しむためにも大切な「安全面」に関する情報についてまとめられているサイトをご紹介します。
▶ 保育の安全研究・教育センター 「7-1. 「プールを始めよう」と言う前に」はこちら
上記、細かく記載されているので、ぜひ念入りに読んで参考にすることをオススメします。