実習後の「お礼状」ってどうやって書けばいいの?【実習後-Vol.1-】
実習が終わったら、実習先の園にお礼状で感謝の気持ちを伝えますが、どのような形式で書けばいいのか、宛名はどうすればいいのかなど、分からないことばかりで、なかなか筆が進まない人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなお礼状の書き方について一緒に学んでいきましょう!
押さえておきたい!「お礼状の基本」
あらためて園の先生方に感謝の気持ちを伝えるお礼状。
まずは基本を押さえましょう!
1週間から10日以内に届けよう
実習が終わって日が経ちすぎると、感謝の気持ちが伝わりづらくなります。実習が終わったらなるべく早く、できれば1週間〜10日以内にお礼状が実習園へ届くように、投函しましょう。
ハガキ?それとも封書?
お礼状は、便せんと封筒を使って書いたほうが丁寧です。
(ハガキは端書という意味があり、やや略式のイメージがあるため。)
また、便せんと封筒は白無地のデザインを選ぶのが一般的です。柄が入っている場合は、落ち着いたものを選ぶといいかもしれませんね。
手書きで丁寧に
パソコンで書いたものを印刷するのではなく、手書きで書いたほうが感謝の気持ちが伝わるでしょう。
その際、一字一字丁寧に書くようにしたいですね。また誤字脱字がないように、必ず書き終えたら確認をしましょう。
お礼状の書き方例
1、前文
・頭語という手紙の挨拶にあたる言葉を書きます。
(「拝啓」を使うのが一般的です。)
・時候の挨拶。「さわやかな秋風の吹く季節…」など、季節によって内容が変わります。時候の挨拶を書く際は、一字下げて書きはじめましょう。
・最後に、安否の挨拶も忘れずに。「お変わりなくお過ごしですか?」など、相手の健康を気遣う言葉を綴ります。
2、主文
・手紙の用件であるお礼の言葉を書きます。一字下げて書きはじめましょう。
この時具体的に印象に残っているエピソードや学んだことなどを自分の言葉で書くと、実習園の先生に思いが伝わりやすいよ!
3、末文
・結びの挨拶として、「お身体にお気をつけください」など、相手の健康を祈る言葉を書きます。
・結語という、頭語と対に使う言葉を書きます。「拝啓」で始めたら、最後は「敬具(かしこ)」で結びましょう。
4、後付け
・最後に日付、差出人名、宛名を書きます。宛名は忘れずに敬称をつけ、差出人の名前より大きめの文字で書きましょう。
縦書きと横書きでは、縦書きのほうがしっかりした、より改まったイメージがあるよ。
そう考えると、園へお礼状を書く時は縦書きのほうがいいかもしれないね!
封筒の書き方例
表には、
・園の住所
・園名
・宛て名
裏には、
・自分の住所
・氏名
を中央の線をはさんで
・日付
を左上に書きます。
のりで封をして、「封」または「×」と封じ目を書こう!
形式や、失礼のないようにお礼状を書くことも大切だと思いますが、何より大切なのは、気持ちを込めて書くこと。
みなさんの感謝の気持ちが、園の先生方に伝わるようなお礼状を書けるといいですね!
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