第3回 なぜ「自由」に遊ぶことがいいんだろう?
みなさん、こんにちは。今回で3回目のコラムとなりました。
前回までのコラムでは、
「エンパワメントの概念(子ども自身が持つ力を最大限に引き出すことの大切さ)」と、「遊びを子ども自身のものとして捉えてみよう」ということについてお話をしてきました。
この2つを通して言えること。
それは、「自由に遊ぶことが子ども自身の力になる」ということです。
ではなぜ、「自由」に遊ぶことが子ども自身の力になるのでしょう?
なぜ、「自由」に遊ぶことがいいのでしょう?
今回は、こんなテーマを元に書いていこうと思います。
突然ですが、「根拠のない自信」というと、みなさんは何を想い浮かべますか?
反対に、「根拠のある自信」とは…?
ここでは、“好き”という気持ちのように、他人と比べることはできないもの、自分の主観的な評価に基づくものを「根拠のない自信」。
“足の速さ”や“学力”など他人と比べる尺度を持ち、他者からの客観的な評価に基づくものを、「根拠のある自信」。と分けてみようと思います。
ちなみに…
私事ですが、私にも根拠のない自信があります。
「プレーリーダーとして子どもの遊び場づくりに関わることで、もっと多くの地域に貢献できる」という自信です。
でも、「じゃあその自信の根拠は?」と聞かれても、「…ない。」としか答えられません(笑)
「それじゃあダメじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、実は私は逆だと思っています。
なぜなら、根拠があることで保たれている自信は、その根拠が万一なくなった時に打開ができず、挑むことすら難しくなってしまうのではないか、と思うからです。
さて、これからするお話の中でキーワードになるのが、この「根拠のない自信」です。
誰かに認めてもらうことではなく、自分で自分にOKが出せる気持ち。
これを「根拠のない自信」と呼び、根拠のない自信がつくということこそが、「自由に遊ぶことが子ども自身の力になる」ということを表しているのです。
元来ならば、遊んでいる時の子どもたちは、ちょっと失敗したぐらいでは挑戦をやめません。「いいこと思いついた!」「自分にもできるよ!」など、とても前向きです。
挑戦し続けていくことが、自分はできるという自信となり、例え失敗しても、自分はやり直せるという自信になるというのが子どもの姿です。
そしてそこには、生き活きと自らの希望に向かい、やってみたいことへの実現を求める意欲が溢れています。
ところが、この遊びや環境が大人のもとで制限されすぎてしまうと、意欲の芽が摘まれ、やってみたい気持ちが薄れてしまうことも…。
忙しい大人の元で子どもが育つ環境が溢れている現代において、子どもが自分自身で行動や気持ちをコントロールできる環境を整えることが、大人の役目として大切なことなのではないかと思っています。
なぜなら、やってみたい気持ちを開放しながら自由に遊ぶということの積み重ねが、自分で自分にOKが出せるようになり、「根拠のない自信」を育んでいくことになるからです。
つまり「自由」に遊ぶことができる環境は子どもが自分の人生の主人公として輝くためになくてはならない大切なものなのです。
前回までのコラムでは、
「エンパワメントの概念(子ども自身が持つ力を最大限に引き出すことの大切さ)」と、「遊びを子ども自身のものとして捉えてみよう」ということについてお話をしてきました。
この2つを通して言えること。
それは、「自由に遊ぶことが子ども自身の力になる」ということです。
ではなぜ、「自由」に遊ぶことが子ども自身の力になるのでしょう?
なぜ、「自由」に遊ぶことがいいのでしょう?
今回は、こんなテーマを元に書いていこうと思います。
突然ですが、「根拠のない自信」というと、みなさんは何を想い浮かべますか?
反対に、「根拠のある自信」とは…?
ここでは、“好き”という気持ちのように、他人と比べることはできないもの、自分の主観的な評価に基づくものを「根拠のない自信」。
“足の速さ”や“学力”など他人と比べる尺度を持ち、他者からの客観的な評価に基づくものを、「根拠のある自信」。と分けてみようと思います。
ちなみに…
私事ですが、私にも根拠のない自信があります。
「プレーリーダーとして子どもの遊び場づくりに関わることで、もっと多くの地域に貢献できる」という自信です。
でも、「じゃあその自信の根拠は?」と聞かれても、「…ない。」としか答えられません(笑)
「それじゃあダメじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、実は私は逆だと思っています。
なぜなら、根拠があることで保たれている自信は、その根拠が万一なくなった時に打開ができず、挑むことすら難しくなってしまうのではないか、と思うからです。
さて、これからするお話の中でキーワードになるのが、この「根拠のない自信」です。
誰かに認めてもらうことではなく、自分で自分にOKが出せる気持ち。
これを「根拠のない自信」と呼び、根拠のない自信がつくということこそが、「自由に遊ぶことが子ども自身の力になる」ということを表しているのです。
元来ならば、遊んでいる時の子どもたちは、ちょっと失敗したぐらいでは挑戦をやめません。「いいこと思いついた!」「自分にもできるよ!」など、とても前向きです。
挑戦し続けていくことが、自分はできるという自信となり、例え失敗しても、自分はやり直せるという自信になるというのが子どもの姿です。
そしてそこには、生き活きと自らの希望に向かい、やってみたいことへの実現を求める意欲が溢れています。
ところが、この遊びや環境が大人のもとで制限されすぎてしまうと、意欲の芽が摘まれ、やってみたい気持ちが薄れてしまうことも…。
忙しい大人の元で子どもが育つ環境が溢れている現代において、子どもが自分自身で行動や気持ちをコントロールできる環境を整えることが、大人の役目として大切なことなのではないかと思っています。
なぜなら、やってみたい気持ちを開放しながら自由に遊ぶということの積み重ねが、自分で自分にOKが出せるようになり、「根拠のない自信」を育んでいくことになるからです。
つまり「自由」に遊ぶことができる環境は子どもが自分の人生の主人公として輝くためになくてはならない大切なものなのです。
冒険遊び場(渋谷はるのおがわプレーパーク)にて、自由に基地を作って遊ぶ子どもたち。